カテゴリ:
前回の続きです。

他の世界遺産の町も訪ねて、路地散策を楽しんだけれど、国立公園がなおよかったです。一つ目は、クルカ(Krka)国立公園に行きました。

IMG_6503


1周2kmほどの木道トレイルを滝を見ながら歩きました。底まで見えるくらい水がきれいで、多雨のせいなのか、木道のすぐ下くらいまで水が流れていて臨場感がありました。草が倒れていたのをみるに、増水していたのかも。


IMG_6624


魚もたくさん見れて、、、20種近くいるそうだが、全然識別できず。近づいても逃げないけど、手をかざすと逃げていくのが面白くて、娘が手を伸ばしていました。娘たちは、流れが渦巻くのをみたり、水がごうごう流れる音を聞いたり、水に触ったり、いちじくの実を割いて中を観察したりしていました。


IMG_6658


入園時には、遊泳禁止になっていたんだけど、午後に(娘の希望でもう一周歩いた)もう一度来ると、みんなが泳ぎ始めました(ここで泳ぐのが有名な公園)。天気悪かったしと、水着を車においてきてしまったのが悔やまれます。ここのヨーグルト味のソフトクリームがさわやかでおいしかった。


IMG_6703


ボートに乗り、修道士になる人が1年間修業にくるための修道院がある、島まで来ました。クジャクの母雛がひょっこり出てきました。

IMG_6575


次は、Plitvice Lakes National Parkへ。こちらは、階段状になった湖群と滝が有名だそう。


IMG_7032


園内で乗り降り自由のボートとバスを組み合わせて、下流の大滝コースと、上流から下るコースを計6-7時間かけて歩きました。長女の案内でFコースを進み、対岸へ渡るボートに乗り込んだところ。




IMG_6870


この公園はクロアチア紛争の戦場となったところだそうで、終戦後、地雷撤去などの整備をしたそうで、戦争のおもかげは感じとれませんでした。歩いていて、木道の設計はだれがどんな思いでしたのかなと思いました。滝をまじかで感じられるようになっていました。柵もないところがほとんどなので、逆に落ちないように気を付けるようになります。増水の影響からか、洞窟はどこも進入禁止になっていましたが、ツバメを眺めたり、透き通ったエビや、魚、花を愛でながら歩きました。


IMG_6986


一番下流の滝を見た後は、ヘアピン歩道を登って、さきほど歩いた木道を上から眺めて、それもまた美しかったです。


IMG_7054



上流側は、ブナやナラの林を通りつつ、滝に寄り道しながら下りました。ぬかるんだ泥をみて、「バターみたい」といった長女の発想が面白かった。お菓子作りを思い出したのかな。木道やてすりは、材木をぴっちり四角柱にしましたというものでなく、枝葉だけ落として、自然な形のままうまいこと組み合わせてあったので、景色にも馴染むし、ちょっとした隙間の下に勢いよく水が流れるのが見えて、スリル感もありました。


IMG_7249


最後に、フバール(Hvar)島の様子を。スプリットからフェリーで小一時間の島に日帰り観光に行きました。島の海はますます艶やかな青緑でした。自然と心が躍る景色で、外国に来たみたいねと話していました。長女は、群れで泳いでいる魚に夢中。


IMG_7969


階段を上り、丘の上の要塞へ。


IMG_7810


アガベが立派。

IMG_7840


このアガベの繊維を使って、ベネディクト修道院の方がレース編みを作っているそう。小さな博物館を見学。美しかったけど、気軽に手が出る値段じゃなかったです。


IMG_7898


クロアチアでは、男の人がすれちがいざまに「Give me five」と娘らとハイファイブしたり、かわいいとキスしていったりすることが多かったな。これまで巡ったヨーロッパの国々のなかでも、子どものかわいがり方が突出していたな(こちらが目に見える形でという意味です)と思います。娘の仲良しのクロアチア人の子どもたちの天真爛漫さはこういうところから来ているのかな~。東欧の国々に、より興味をもつきっかけをもらった旅でした。

おわり。