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長女の学校は毎年、この時期に保護者参観のようなもの(Open House)があります。今年はCOVID-19渦で、親が校内に入れません。なので、オンラインでOpen Houseとなりました。先生方がそれぞれの担当分野についてのビデオ動画をくださり、質問はメールで受けつけるというスタイルでした。


動画が10個と、PDFパンフレットで構成されていました。
1)幼稚園と小学校の責任者(学校の校長は別にいる)からの全体説明
2)担任の先生たちのプレゼン(算数・英語の活動と、宿題についての説明)
3)過去のプロジェクトビデオ
4)ナース
5)アート
6)音楽(Choirを含む)
7)図書館司書
8)ノルウェー語
9)体育
10)カウンセリング(道徳のような)


一週間過ぎたら動画は消してしまうそうで、ずっと閲覧させてもらいたかった。キンダーになってもやっぱり素敵な学校だなと感じました。家ではどんなに頑張ってもここまでできないなぁ。ありがたいの一言に尽きます。こんな教育わたしが受けたかったなあ~!


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以下は、私が興味深かった点のみ書きました:

2)担任の先生たちのプレゼン(算数・英語の活動と、宿題についての説明)
プリスクールまでのレッジョの活動と小1(G1)との懸け橋のような役割をしていますと先生から説明を受けていたので、実際どんな感じでしょうと思っていました。動画では、算数とそれに関する活動、英語とそれに関する活動、プロジェクト活動、今後出る宿題についての説明がされていました。

算数は今は1から5までの活動をしていました(最終的には20までらしい)。具体物をふんだんに使って、数字と数量を一致させる活動をたくさんしていました。5本でカタチを作る、ブロックを数字の分だけつなぐ、ドライフルーツやビーズほかを使ってパターンを認識する、幾何学の名前を覚える、自分の好きな活動をグラフにして、クラスの人気がある活動は何か集計する(数字がどのように使われるかの一例なのかな)などが紹介されていました。一度とて、先生が黒板に書いて、何か教えているというシーンはなかった。

英語は、まずは自分の名前が書いた紙にデコレーションしたり、洗濯ばさみでアルファベットをペアリングしたりするところから始まり、アルファベットのハンコ、プレート、カード、転がすと書き順通りにボールが移動する書き順おもちゃ、粘土に文字をハンコしたり、チカチカブーンの本のページを具体物で再現したりしていました。並行して、フォニックスも教わっているようです。こちらも具体物や動きをたくさん取り入れた活動をしていて、モンテの言語カリキュラムでやっていた方法もたくさん取り入れられていたと思います。ありがたや。


プロジェクト活動では、自分たちが工作したものをiPadで撮影したりして、IT活動も取り入れているようです。週に5回くらいプロジェクト活動の時間があって、ここではレッジョと同じように、子どもたち発信でプロジェクト活動を行っているようです。過去のビデオをみせてもらい、子どもたちのアイディアをカタチにしていく動画を見せてもらい、わくわくしました。


writingとreadingの宿題が今後、出るそうです。


5)アート
オープンハウスでは、アート、体育、司書、音楽などの先生は登場しないことが多かったので、先生方からどんな方針でどんな活動をしているのか動画がシェアされたことが嬉しかったです。どの先生もワールドワイドな職歴をお持ちで驚きました。子どもたちからの話だといまひとつピンとこなかったけど、これで娘たちともう少し会話できるようになりそう。版画やセラミックを焼く活動も年間計画に入っているそうで、キンダーもやるのかしらね。


6)音楽(Choirを含む)
鈴木メソッドの先生らしく、モンテ園でも勤務歴があるそうです。プロセスを大事にしているところが好感度が高かったです。General Musicとして、Sing,Say, Dance, Playを挙げていました。Sayはリズムよく話すことをさしているようで、これを音楽でやるところが私には新しいと思いました。そして、Danceは世界各地のフォークダンスを踊るそうです。娘によると、さまざまな楽器も演奏させてもらっているようで、楽しそうだなぁ。


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写真は家での活動。冠を作ろうと思ったけど黄色い棒が足りず、そこから工夫して、最後は飾り付けていました。こんな風に、娘が「こうきたかー!じゃあ、こうする」って楽しく工夫する姿が、わたしはみていて面白いです。