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こんにちは。

今日は、
住んでいる通り沿いに
ムースの母子がいました。

身一つで生き延びる
野生動物の凛とした姿と、
あれやこれやモノを所有したがる
自分とのコントラストに、
考えさせられるものがありました。


さて、本題に。


3月6日に応援に行った犬ぞりレースは
約10日間かけて
1100マイル(1600km強)を走り抜き、
15日に優勝者がゴールしたそう。





優勝者の記録をみると、
一日に130マイル以上(220km弱)
走っている日も多く・・・
14頭でスタートして、11頭でゴール。





ちょうどこの大会が
50回目の記念というのもあって?
子ども新聞のスポーツ欄にも
紹介されていました。

それによると、
獣医師による犬の診察があって、
具合の悪い犬は、
飛行機(たぶんセスナ機)を
個人所有しているボランティアが
家に送り届けてくれるのだそう。

そう、空港にいくと
個人所有らしきセスナ機が
ずらりと並んでいて、
よく飛んでいます。

ボートやキャンピングカーを
個人所有している方も多い。





旅の途中、
博物館のお土産コーナーで
このレースの絵本「The Great Serum Race」
を見つけました。





その内容が熱かった。

1925年、1月。
レースのゴール地Nomeで
ジフテリアが発症して
その治療に使うSerum(血清)の要請が
医師から届きます。





当時、
寒いなか飛行機を飛ばすことが
とても危険だったため、
電車でできるだけ近くまで運び、

そこからは
20チーム(160頭以上の)犬ぞりが
リレーしながら、
届けることになったそう。


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途中、
-64F(-53℃)まで冷え込み、
マッシャーと犬たちの肺が
凍ってしまわないスピード(数マイル/時間)で
注意深くそりを進めても、

肺が凍ったり、
凍傷になってしまい
亡くなる犬もいたそう。


(レースで頻繁に
獣医師がチェックして、
犬に靴下をはかせていたのは、
こういう理由があったのですね)


途中、
いち早く血清を届けるために
危険をおかして
凍った海の上を渡ってまで
ノームまで届けたことを称えて
レースが始まったようです。


そんなこんなで、
レースでは前日に
アンカレジでスタートして、

翌日、Willowから
タイムレースが始まるという
ちょっと変わったスタイルなのだ
と分かりました。


我が家の活動限界は
マイナス20℃なのだけど、
それをはるかに下回るなか
血清を届けたのですね。





それでは、また