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長女がお誕生日会にお呼ばれされて、お邪魔してきました。長女が前の幼稚園に通っていた時代のお友だち。出会った瞬間から互いに相性がよく(意気投合と言った方が適切?)、今回も長女が来るとずいぶん楽しみにしてくれていたそうです。嬉しいねぇ。

お誕生日ケーキはママさんの手作りなんだけど、このクオリティ♡子への愛に伴ったデコレーション技術が羨ましいですわ。タトゥー、フェイスペイント、可愛い飾り付けにゲーム、インドネシア料理(お友だちはインドネシアのハーフちゃんです)がたくさん振舞われ、楽しいひとときを過ごさせてもらいました。


cake



このお友だちには、先天性四肢障がいがあります。二歳半同士だった二人が出会った当初、二人できゃっきゃしつつも、長女はやさしく彼女のその短い指を撫でていたのを、今でも思い出します(失礼かもだけど、その手はむちむちで気持ちいいのです)。ご両親は、いつも明るく彼女を育ててらして、集まったお友だちも大人も、(語彙がなくて恥ずかしいのだが)いわゆる普通に接します。ご両親だって、心中ではいろんな葛藤を抱えてここまで育ててこられただろうに、あんなにはつらつと前向きに愛らしく育っている彼女をみていると、ただただ尊敬。自分だったらどうしてたかな。。。



あれから娘も成長して、2歳のころよりも、観察して比較をするなどといった知性が発達してきています。指のことをぽつりと聞いてきたので、「さっちゃんのまほうのて」を読んで話しました。この本を読んでも、娘からはネガティブな感情は感じられず、そうなんだねとすっと受け入れているようです。



sacchan



それは、ノルウェーでは、障がいのある子も、ない子も同じ教室で遊んでいるからかもしれません。最初の幼稚園では特殊な車いすに乗っている子が通っていたし、今の幼稚園でもダウン症の子(この子の親御さんもとても明るい!ない子の親御さんから、陰口を聞いたことも今のところはないです)がいます。娘は、叩かれた!と怒りながら、少しずつ違いに気づきつつも、それが当たり前の個性として受け入れているような感じがします。(素直なだけに子どもたちは時に残酷とも聞かれるけれど:実際、娘はSushi~などと言われて、からかわれたりしてるみたい。当人はそうとらえていないけど。)差別・偏見という曇りガラスのない子どもたちから学ぶことが多い毎日に、感謝しています。

残念ながら、差別・偏見は避けて通れない世界。どんなことがあっても、自信をもって生きられるようになるには、日頃からどう接していくといいのか、考えながら日々大事に過ごしたいです。