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タグ:アラスカ

夏の終わり~ベリー摘み

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こんにちは。

夏休みが終わる
=夏が終わるんだと
肌で感じるようになってきたこの頃。

最近は、
朝、一桁台に冷える日も
あります。


紫蘇が枯れてしまう前に、
愉しもうと、
あれこれ作ってみます。


さて、
この日だけ
ピンポイントで晴れ予報な日に、

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ブルーベリー摘みに誘ってもらい
(この後は当分、雨の予報)、
去年と同じところに行ってきました。





庭にも(食べられない)
たくさんのきのこが生えているけど、
山にもちらほら。


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去年と違うのは、
標高の低い場所はもう
摘まれていて、
もっと高い場所に登りました。


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この辺りは、
残雪はごくわずかだけど、
遠くの山は今も真っ白。


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上の方で
大きめの粒の場所が
ありました♡


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目が慣れてくると、
粒が目に入るようになってきます。
今年は、酸味の少ないクロウベリーは
とらないことにしました。


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途中、
長女のバックパックが
おむすびころりんのように
斜面を転がり落ちて、
ブッシュを捜索する
ハプニングがありつつ💦


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久しぶりの晴れ間を
楽しみました♪


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今週の野菜便にあった
カラントと合わせて、
甘酒ジャムにしました。


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夏の終わりに、
滑り込みセーフで
ベリー摘みに行けてよかった!
誘ってくれた方に感謝です。

それでは、また

モンテ公立校へ転校

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こんにちは。

オーブンとコンロの修理待ちで
一か月半ほど、
キャンプコンロ生活だった我が家。
(キャンプ、いつでもどんとこい笑)

ゆるグルテンフリー生活は
なかなか快適で、
葛のおやつやお餅など
おやつのバリエーションが増えました♪

オーブンが治ると、
長女がさっそくふわふわ米粉ケーキを
焼いてくれました。


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夫も、
かなり減糖して
美味しいパンを焼いてくれました。
焼きあがって、10分後には
もうなかった!


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さて、本題に。

今、我が家が住んでいる市では
公立学校のしくみが
ちょっと特殊です。

どの辺が?というと、

公立普通校の校舎内には
各種オルタナティブ教育をおこなう
マグネットスクール(校区外から通える学校)
が併設されているところです。





たとえば、
長女が通っている
Open Optionalというオルタナティブ教育は、
公立小学校に、
1学年につき1クラス(の人数分)、
つまり学校全体で6クラス分だけ
設置されています。





この2月には、
義務教育がはじまる二女も
ロッタリーに応募して、





長女と同じ
Open Optional校に当選。
保険で応募したモンテ校は、
ウェイティングリストに入っていました。






長かった夏休みも、あと10日を切り、
学校からは
バックトゥスクールのフライヤーに
行事予定、持ち物リストなどの
メールが届くようになりました。


そんな折、
ご縁がないと思っていた
公立モンテ校から


二女がモンテ校に入れますが
どうするか回答ください


旨のメールが届きました(驚)。
回答の猶予は2日間ほど。

まずは、
長女と二女が
別の学校にいくことを
シミュレーションして、

長女の学校から、
公立モンテ校までの
移動時間を検索しましたよね💦

ん~・・・
見送りは多少遅れても、
お迎えは時間通りじゃないとまずいか・・・

そしたら、
お迎えだけは、夫にお願いして、
会社で二女をピックアップして
・・・頭のなかでぐるぐる🌀


夫が公立モンテ校に連絡して
校長先生と話すと、
なんと、


妹が当選したから、
姉も転校してよし!


なんて、展開になったそうです💦
・・・なんのためのロッタリー!?


長女に聞くと、


(プライベートでも仲良しの)
お友達と
週末に遊べるなら、
新しい学校に行っても別にいいよ


と、
あっさり許可がでまして、
(彼女はすでに4校に通ってる)


そのお友達も、
別の学校は残念だけど、
週末に遊ぼうね~♪


と言ってくれて、
長女の転校が決定しました。

モンテ校は、
小学1年生から三年生まで
縦割りクラスなので、

普通なら
中途では入れてくれないはずで、
長女が、モンテの特殊な環境で
一年分をキャッチアップできるのか
などは未知ではある。

だけど、
いつかまた転勤があることを考えると、
Open Optionalという
ここでしかない教育プログラムよりも、
転勤先にもあるモンテ校に
通わせるのも手かもしれない。

二女が通っていた
私立モンテ校よりも、
アメリカモンテッソーリ協会(AMS)の
評価ランクは上であること。

長女は、
3歳から縦割り学級で
オルタナティブ教育を受けてきたし、
家でもモンテ環境だから
すぐ馴染むかな

・・・とか、
何が正解だったか
わからないですけれど、

ありとあらゆる
ポジティブなリフレーミングをして、
きっと大丈夫!
と信じることにしました。

また新しい学校で
一年間通して体験するまで
親としても、どきどきですが・・・

わたしも
またモンテ校でボランティアなどを
するチャンスに恵まれたわけで、

二女が運んできてくれた
このご縁に感謝して、
今後のことを考えて行動してみます。

それにしても、
公立のモンテ校って
どんな感じなんだろう。

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(長女のうさぎ)

それでは、また

アラスカ北端へのデイツアー

カテゴリ:
こんにちは。

ある会社の現場ツアーに
夫が当選して、
家族が一人だけ同行できることに。

娘たちを
お友達のお宅にあずかってもらい、
日帰りでツアーに参加してきました。
(無料です)

行先は、
地図の黄色のあたりの
アラスカの北端です。


map


ずっと雲だったけど、
着陸する寸前に、
ツンドラの台地が見えました。
天然の田んぼかしら・・・!?
と思えるような湿地でした。


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Cackling Goose(ガンの仲間)や
Tundra Swan(白鳥の仲間)、
Snow Goose(ハクガン)、
Loon(アビの仲間)、
ツルの仲間などがいました。


ああ、北にやってきたんだ♪


と感じたのは、
野鳥が
みにくいアヒルの子(幼鳥)と一緒に
家族で過ごしているのを
見たときでした。

なんて可愛いのでしょう♪
(薄暗くて、写真に写らない💦)


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寒くて、
木が育たないので、
どこまでも平らの湿地が
続いているように見えます。


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カリブーは、
数頭ずつの小さな群れになって
点在していました。

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向こうには、
石油のパイプラインが
通っています。


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フェアバンクスで
石油パイプラインを
見学したのですけれど、





今回は
そのパイプラインの中身である
石油の生産をしている井戸を
みることができました。


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20年前に比べて、
一日で世界で使われる石油の量は
20%増えて、1億バレルだそう。

1億バレルとは、
15,898,729,493L
になります。

約158億リットル・・・!

東京ドームは
1杯で
12億4千万リットル。

つまり
一日で、
東京ドーム12.8杯分の石油
を使っているのですね。

そのほか、
コンフィデンシャルな施設なども
見学させていただき、

原住民の方、環境の保護と
石油開発とのかかわりなんかも
少し伺うことができました。


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約8年ぶりに
夫と二人でおでかけしたのが
社会科見学でしたけれど(苦笑)、

アラスカ北端の雰囲気を
体験できて、嬉しかったです。

夫のくじ運と、
娘たちを安心してお願いできる
ご家族ができたことに
感謝です。

それでは、また

Kodiak島~番外編

カテゴリ:
こんにちは。





最後は、
ちょこちょこお散歩した場所
の記録です。

ダウンタウンから、
橋を渡って、
隣の島にあるトレイルへ。


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太い木と枝には、
娘ザルが登っていて・・・
毎度、すみません💦


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サーモンベリーも
食べ納め。


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晴れ間が
ただただ嬉しかったな。


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この森の長!という
威厳が感じられた巨木。


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娘たちがみつけたこれは
粘菌の子実体では
なかろうか。


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犬の散歩に来ていた女の子と
意気投合して、
あっという間にお友達となり、
ビーチまでやってきました。

流木を運びはじめる娘ら^^;


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ビーチで、
石と石をぶつけて
割れた断面で枝をこすって、
尖らせていました。
(長女は、森に放っても
逞しく生きていくような気がしてる・・・)


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最近は、
夫ときのこが識別できるように
なりたいねと話しています。

このきのこは、
食べられるものであって欲しい
そんな見た目でした。


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娘たちの希望で、
再びネイチャーセンターへ。

輪ゴムや、梱包材は
輪のまま捨てずに、
はさみでちょっきん✂と切っておくと、
野生動物を救うことができるそうです。
ひと手間、かけてみませんか~♡


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そして、
島のメイン道路を
コンプリートしたくなった夫が
西側の海岸までドライブ。

行き止まりには、
ボートが浮かんでいて、
なんかこういう絵画がありそう
な景色でした。

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帰りには、
シカの母子がいました。

母シカは、10秒ほど
どうしたもんかな~
と考えている様子で、
右から、左から
こちらを振り返っていました。

ついに、
意を決したように走り去り、
子は心得たりとばかりに、
母とは反対側の藪に隠れていました。


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私史上、
最太級のクマの糞。
でか!!


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また別のビーチに行くと、
お散歩している犬たちが
一緒に歩いてくれました。


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ちょっと沖には、
すっかりおなじみとなった
アザラシが顔を出していました。

川の入り口には、
サーモンがばしゃ!と
跳ねているのが見えました。

ずっと同じ場所で泳いでいて、
川を上がっていく気配がなかったです。
海水から淡水に体を慣らすまで、
しばらく留まるのかしら??

娘たちは、
ザトウクジラの歌が
聴こえた気がする・・・♪
と、二人で大興奮していました。
(いいなあ、子どもは
いろんな音が聞こえているんだね)


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たくさんの気づきを
与えてくれたKodiak島の
人と自然に、ありがとう♡


最初から通して
ご覧になりたい方は
こちらからスタートしてください↓




これで、終わります。
読んでくださり、
ありがとうございました。

Kodiak島~ベア・ウォッチング

カテゴリ:
こんにちは。
Kodiak島で
ハイキングした翌日は、
ついに晴れました。





風もなく、


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うっとりするくらい
静かな海面。


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この日は、
ベア・ウォッチングに
出かけました。



こちらの論文にあるように、
Kodiak島のヒグマは、
海で隔絶された期間が長い
更新世からのよう;上論文のFig3参照)ので、

遺伝的に分化していて、
体がホッキョクグマ級に
大きいものが多いことでも有名です。


今回は、
いつも以上に長いですが、
よかったら最後までお付き合いください♡


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Kodiak島と呼んでいましたが
正確にはKodiak諸島で、
いくつもの島が集まっています。


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Kodiak市から、
水上機に乗り込み、
Kitoi bayに向かいました。

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アリ―という名の
ラッコが住むベイを
ボートが疾走して離水。


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車酔いするタイプなので、
風の流れが変わるとき、
一瞬、無重力状態になって?
機体がとび跳ねる感じになるのが
わたしはめちゃ苦手。


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海をみていると、
あちこちでクジラが潮を噴き上げて
いるのが見えました。

こちらは、ザトウクジラが
3~4頭で群れていました。


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下をみると、丸裸。
中国の会社が土地を買って、
木を伐採してしまっているそう・・・


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港に停泊していた
漁船にボートをつけた船は、


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こうやって、
網で囲って、その中の魚を
獲っているいるそうです。


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この方法は、
巻き網漁と
呼ぶものらしいです。




こうして空から
社会科見学をしているうちに、
Kitoi bayに着水。


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母子グマが海辺で
サーモン捕りをしたり、
コグマとじゃれている姿が
みえました。
(肝心なカメラを忘れてしまい、
以下、ちんまりですみません)



機体から降りると、
あたりは生臭い腐臭が~💦

サーモンが死んで
腐っている臭いでした。


川に目を向けると、
オスグマ(たぶん)がいました。


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先日、
4時間かけて捕ったのは
何だったのだろう・・・





と、
遠い目をしそうになるくらい、
たくさんのサーモンが
行列しています。


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人間でも
手づかみできそうな状況なので、

クマは
川に飛び込んで
サーモンを捕まえる!!

という
ドキュメンタリー映像とはほど遠く、
選んで口にくわえるだけ・・・
といった風情(苦笑)。


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サーモンの
皮をまず食べて、
いくらをぺろぺろ舐めて、
赤身はほぼ食べずに
また次のサーモンを捕りにいきます。

おそらく控えている
カモメたちも食べきれないほどなので、
身が腐って、匂っていたのですね💦

この近辺には
60頭ほどのクマがいると
ガイドさんが言っていたような。


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それをみた娘が
パイロット兼ガイドさんに、


どうして、
卵しかたべないんですか?


と質問していました。
すると、ガイドさんは、


身を食べると、
消化にエネルギーを使うから、
太れないんだよ。
だから、消化が良い、
皮、脳みそと卵だけ食べるんだよ


と教わっていました。
(皮と卵と脳みそには
身と比べると脂肪分が多くあり、
高カロリーという意味らしい)


生で食べても
寄生虫とかでお腹を壊さないのは
どうしてですか?

とも質問していました^^;


そういえば、
サーモンがよく見えるからかな
ここのクマは
サーモンのメスだけ選んで捕るそう。

リンクにあるような
顔の形の雌雄差などを観察して
選別しているのかしら?





Kodiak島の西側にある、
滝でクマがサーモンを捕まえることで有名な、
Katmai国立公園のクマに関するQ&Aも
面白かったです↓


 


クマがサーモンを捕って
お食事をしている先には、
こんな魚道がありました。


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こんな風に、
川を板(フェンス)でせき止めて、
この魚道しかサーモンが
通れないようになっているんです。


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え?なんで?


と思って、
ガイドさんの説明を聞いていると、


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なるほど、
川の上流側をみると、
このありさまです。

なんと、
ここ数年?は雨が少なくて、
川が干上がってしまい、
サーモンが遡上したとしても、
卵が干上がってしまうのだそう💦

島で
サーモンが遡上できるくらいの
水量を保つためには、
木々がこれくらい苔むすくらい
雨が必要だったのですね。





ほんとなら、
赤い印の孵化場脇の川が
Big katoi lakeあたりに繋がっていて、
そこで産卵していたのかもしれません。


map2


そんなわけで、
Kitoi Bay Hatchery(鮭の孵化場)で
孵化して、放流しているのだそう。





魚道を登り切ったサーモンは、
こちらのいけすに入って、


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電気ショックで
卵を出して、
孵化させるのだとか。

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施設の中は
みられなかったけれど、
こんな記事がありました。





ビジターセンター
(Kodiak National Wildlife Refuge)で
いただいたサーモンパンフレットによると、






遡上するまでに、
クマや人間に捕まるリスクがあり、

ダムなどで、
体力を無駄に消耗したり、

森林の伐採があると、
水温があがり病気になったり、

やっとのことで
産卵するも(4:17あたりをみてください)、




同じく伐採などで、
酸素不足となったり、
川の水量が少ないと凍結してして
孵化できなかったり、




稚魚になってからも、
ダムのタービンに巻き込まれたり、
わたしたちも体験したように、
人間に釣られてしまったり、





ここには書ききれないほどの
試練を生き延びて、
産卵をしに戻ってきた
運と実力を兼ね備えた
精鋭サーモンたちを今、見ているわけです。


サーモンが海に出てから
川に戻るまで
1から7年ほどだそう。

異常気象などで
ある一年、産卵がことごとく
うまくいかなかったら💦

サーモンは(も)
絶滅と紙一重で
命をつないでいるのだなあ。

人間は、
頭と内臓は
ほぼ捨ててしまっているのだから、

クマが頭と内臓を皮を食べたお残しを
ドローンで拾って集めて、
身を頂いたらよいのではないでしょうか^^;
(感染症とかあるからダメですか💦)

とかよぎったけれど、
クマが残したサーモンは、
森の栄養ですね。


山に木を植えました (講談社の創作絵本)
スギヤマ カナヨ
講談社
2008-05-29






ともあれ、


体が大きなオスは
サーモンがわんさかいる場所を占拠して、
ラクに次々と食べ、

奥にいる母と子は、
海の中につかって、
影を作るようにじっと水のなかをのぞき込み、
サーモンをキャッチするという
スタイルをとっていました。

母グマは、
ちらりちらりと
オスの行動を気にしつつ、
サーモン捕りを続けていました。

2頭いた子グマの
片方は森に隠れて出てこず、
もう片方は、常に母について、
隙あらばじゃれていて、
可愛かったなあ♡


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水上機に乗り込むと、
今度は、若いクマの兄弟が出てきました。
3歳~5歳くらいと聞きました。
兄弟でおすもうしていました。


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若いクマと、
母子だとどちらか強いのかなとみていたら、
母グマはそそくさと子グマを連れて
その場を離れていきました。


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クマを見に行くだけのはずが、
社会科見学となり、
命をつなぐとは何ぞやと
親子ともども考えさせられました。


娘から出た言葉は、


サーモンに
生まれなくてよかった


うん、わかる!

我が家のサーモンを見る目が
一段と尊いものとなったのは
いうまでもありません。


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アラスカのサーモンを
頂く機会がございましたら、
こんな命の繋がりを
想像していただけたら嬉しいです。

次回が最後です。


Kodiak島~ハイキング

カテゴリ:
こんにちは。
博物館で
島の文化に触れたあとは、




ハイキングにでかけました。
夫が選んでくれたのは、
North sister mountain trailです。





道路脇からは
頂上がみえていない気がします。


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はりきって
先頭を歩いていた二女も

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大人の背丈以上に
草が伸びていて、
ちょうど二女の目線には
葉がもっさりしてきて・・・
徐々にトーンダウン。



ナメクジがいて嫌だー!
帰る・・・


と泣き出します💦

今回はさすがにだめかなあと
思いつつ、なんとか前進して、
ようやく草丈が低くなり、
海が見えてきました。


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カヌレのような
ユリの種。


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白いリンドウの花は
あんまり見かけないなあ。


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斜面が急で、
ひーこらよじのぼります。


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何度もエセピークを迎え、

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まだー⁉︎
えー⁉︎


とブーイングがあがりつつ、
一歩一歩進みます。

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花が可愛いのが救い(笑


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ついに山頂~!
ガスって、景色みえず泣。
まあ、こんな日もあります。


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下山しながら、
ハクトウワシが
カラスに追われる様子をみていると、
ガスが晴れてきました。


やっぱり登ってよかった~♡


と娘たちも、
大人もニッコリ^^


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二女は、物語りやら、
自作のおにぎりの歌やら、
おしゃべりが止まらない。


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話す内容と、
手をあげてバランスをとる可愛いしぐさ
とのギャップが可愛い。

長女はもう
大人と変わらず歩くんだよなあ。


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無事に下山して、


お疲れさま〜


とカフェでまったり。

湖のカモをカウントしてしたり、
トビみたく当たり前に
ハクトウワシが飛んでいるなか、
セスナ機が着水。

ここも、
家の前に飛行機
(プロペラ水上機って呼ぶのかな)
な住宅地でした。


最後に、
二女が気にしていた
風力発電を見に行きました。

ガタゴト砂利道を
走って尾根に出ると、

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アメリカのGE社の風車が
6機、並んでいました。


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高電圧らしく、
電磁波で⁉︎頭痛くなりましたけど、
娘たちは駆け回っておりましたとさ。


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次回に続きます。

Kodiak島~Alutiiq文化とロシア編

カテゴリ:
こんにちは。
Kodiak島に滞在中、
雨の日がありました。





そんな日は、
Kodakの文化や
歴史に触れ合う日。

まずは、
長女が行きたがっていた
歴史博物館へ行ってみました。
(歴史だからとかじゃなく、
とにかく博物館というものが好きらしい)



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この建物は、
1793年にKodiakが
ロシア人居留地となった後、
1808年ころに建てられた保管施設
(ロシア語でmagazinは店舗)だそう。




1964年
(東京オリンピックの年)に起きた
アラスカ大地震による津波からも
逃れて、築200年以上に。


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(津波前のダウンタウンの様子)

当時のロシア人が
使っていた家具などが
展示されていました。
娘はビーズ細工が施された
日用品が気に入ったようです。


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キツネやラッコの毛皮を
さわり比べている娘たち。

この毛皮は、
足先まであったので、
どう足がついているのか
興味があったみたいです。



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Sewardに行ったとき、
フェリーが止まったのが
Fox島だったんです。





当時、
野生のキツネ(Red Fox)を飼育化して、
その毛皮を中国に輸出しようとしていたけれど、
Kodiak島でも失敗に終わったよう。


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確かに、
ラッコ(Sea ottter)と比べると、
キツネの毛皮のがふわふわで
毛皮として人気が出そうでした。


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家の壁にある木の隙間には、
苔が詰められていました。


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島にある高校の建物が
北欧ぽいねと話していたら、
展示をみると、
北欧の人の子孫も多いようでした。


館内を説明するツアーがあり、
そのときは、普段はいけない二階にも
案内してもらえます。


長女が気に入った展示は、
クレオール(ロシア)の奥さんが
アメリカ人と結婚したときに着た
ドレスだそう。
(写真がない💦)

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ロシア式の教会を横目に、
次に行ったのは、
Alutiiqと呼ばれる
昔からこの地に居た人たちの生活を
展示する博物館です。

(オンラインでもみれます↓)




Alutiiqの人たちは、
地図の薄紫色部分、
南部に住んでいるそうです。

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(オンラインでもみれます↓)



言語の系統をみると、
アリューシャンとエスキモーの
二つに分かれていて、
Alutiiqはエスキモー系統のようです。

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母音は、
「あ、え、い、う」で、
「お」がないようです。

あと、子音には
Rとrの二音があり、
rはロシア語から来ているとか。
音声ボタンが壊れていたのが残念!


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と思ったら、
オンラインで聴けました。





歌も聴けました♪





先日、長女から、
(金属の)針がなかったときは
どうやって縫っていたの?
と質問されていて、
今度、調べてみよう!と話していました。

偶然にもここで紹介が✨

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アザラシ皮を、
つなぎ目から水漏れしないように
縫った見本。


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こちらは、
Petroglyphs という
石に刻んだ絵文字。

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現代のエモジにあっても
なんか使えそうな⁉︎表情。







クレヨンで擦って、
紙に模様を浮き上がらせる
アクティビティをしています。


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植物の活用法も面白かったです。

トウヒの根は、
カゴのようなものを作るために
使われていたよう。

魚入れや、
草で編んだ小物入れなどを
最初の博物館でみました。

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前日みたケルプは
ロープに使ったり、
ピクルスにも。




当時は、
植物を長期保存するときには、
アザラシの胃袋に詰めて、
オイル漬けにしていたそう。

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博物館の
花の絵を描いて飾ろうコーナーで、
夢中になる長女。


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博物館を満喫した後は、
雨があがっていたので、

この日も、
サーモンベリーを食べにお散歩へ。

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このクマ出没情報をみると、
怖気付く。


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ベリーがあるところには、
クマいるよね、、、

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思いの外、
広い歩道で見渡しよかったので、
口笛を吹いて歩きました。


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で、
何かあれば登る。
すっかりパターン化してるなあ。
(裏切らないなあw)


そして、長女は
博物館でみたことを参考に、
草を編もうとしてました。


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この日、長女は、
博物館で気に入った
クレオール人のドレス(本当は白かった)と、
Alutiiqのビーズの髪飾りを合わせて、
物語を創作していました。


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Altiiqのヘッドビーズ↓。




ロシア人とAlutiiq人との関係は、
もっとどろどろとあるかと思いますが、
ほんの入り口を知ることができて
よかったです。

続きます。


Kodiak島~サーモンベリー摘み

カテゴリ:
こんにちは。

Kodiak島~化石海岸編ののちは
野生動物の生態を学び、



ちょっと
トレイルを歩いてみました。
戦争の爪痕が残されている場所です。


そこには、
サーモンベリーが
どっさり実っていました。

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普通のラズベリーの
2倍から3倍の大きさの実でした。
甘酸っぱくておいしい♡


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こんな風に、
海を監視していた
廃墟を横目に散策すると、


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クマのうんP発見!
中身は、サーモンベリーの種だらけ。
植物を食べているクマ糞は
いい香り〜♪

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その脇には、
クマが通って、
草が倒れた獣道ができておりました。

クマの食べ物を学んだので、
葉をみた長女が


これ、クマが食べる葉だ


と発見していました。
(しめしめ)

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この後、私たちが、
道ゆく歌声のボリュームを上げたのは
言うまでもありません💦


この森は、
地面まで苔蒸していて、

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針葉樹の幹や枝にまで
苔がもっさりついていて、
屋久島みたい。


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娘たちは、
熟したサーモンベリーを求めて
ビタミンCをせっせと補給しています。
旅先では不足しがちなので、
めちゃ有難いです。

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目利きな長女は
甘酸っぱさがちょうどいい塩梅な
実を集めてきました。
(熟した実は、
色合いがいくらっぽくも見える)


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ベリーでお腹が満たされると、
木の幹についている苔をみて、
創作スイッチオン。

長女は


糸が作れるかな⁉︎


と、苔をよりはじめました。

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Lichenのパンフレットによると、
Witch's hairとか
Grey hoursehair lichenあたりなのかな。

走っては、
よさげな苔をむしり、

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緑のピアスを
作ったそうです。

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それからは、
枝に苔を巻きつけ、
葉っぱを乗せて、
人形が傘をさしてるとか、
神社の神主さんが振っている棒とかを
作っては見せにきました。
(謎が多い長女^^)

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あ、博物館があったのね!
閉館してしまいました。

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海岸からは、
双眼鏡でパフィンを観察して
ダウンタウンへ戻りました。



夕食は、
Kodiak産のタラを頂きました。
うん、美味しいし、野菜も嬉しい!

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まだ小さいので、
戦争の生々しいところは伝えないけれど
(語るほどの知識もなく・・・💦)


それでも、
砲台跡などを横目にみることで、
何か肌で感じるものがあったかな。

続きます。


Kodiak島~生き物の生態を学ぶ編

カテゴリ:
こんにちは。

Kodiak島の旅。
化石海岸のあとは、




Kodiakのダウンタウンに
やってきました。


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コーヒー屋さんに
立ち寄ると、

クマスプレーを
無料貸し出します


という張り紙を夫がみつけて、
お借りすることが出来ました。

(飛行機に持ち込めないので、
困っていました。
必要な方はこちらのお店へ)












そう、
Kodiak島は、
大きな体のヒグマ(Kodiak Bear)が
生息していることでも有名です。
島中、どこでクマに遭っても
おかしくないのだとか。





ダウンタウンにある
ビジターセンター
(Kodiak National Wildlife Refuge)に





Kodiak諸島に住む野生動物について
学びに行きました。

さきの
化石海岸のあたりには
バイソンがいたらしい。
(逃した)


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展示コーナーには、
サーモンの模型展示がありました。


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写真のレッドサーモン(下)と、
ピンクサーモン(上)は
先日、捕った2種類です。

(注:いまにも産卵
というときの色と形だそう)





この島で、
推定3500頭ものクマが
棲息できるのは、
6種類のサーモンが
遡上するおかげなんですね。





そのKodiakクマが
春から冬眠前まで
食べているメニューがこちら。


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向かって左の赤系は
ベリー類や草本の実、

真ん中の緑系は、
ウドやツクシの葉や
海岸で見かけたケルプ↓など。





右は、
サーモン各種や
打ち上げられたクジラなど、


クマといえば肉!
と思っている方もおられる
かもしれませんが、
クマは案外、ベジタリアンです。

(サーモンはKodiakベアには必須だ
とは思いますが^^;)


2階には、
島に打ち上げられた
クジラ(Gray whale)の骨格標本
がありました。


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島の海岸に、
打ち上げられた時の写真。


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土に埋めると、
土壌生物がびっくりするくらい
綺麗に標本を作ってくれるそう。
(クマさん、食料にできなかったのね)


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髭や、耳の骨まで
綺麗に残ってます。
よく見つけたなあ!

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一通り、
展示を見終わったところで、


何かアクティビティが
あるみたいよ?


と、娘たちに
紹介してみました。

すると娘たちは、
キンダー用と小学校低学年用の
アクティビティに挑戦。

用紙を読んで、
答えを書きこみます。


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二人とも、
座り混んで熱心に
課題に取り組んでいました。


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二女は、
わたしが質問を訳したりなど
アシストして完成。


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長女は
一人で完成させて、
館員さんに提出しました。


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すると、
ピンバッジに加えて、
絵のディテールに対してボーナスとのことで、
タトゥーステッカーまで
頂いていました。

(Refugeできず・・・)




夕方、
ホテルに戻ると
アウトプット好きな娘が
親友への絵手紙風の日記を
書きはじめました。


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二女もつられて
海洋生物を描いてました。
クジラやアザラシらしい。


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それから長女は、
自分が知っている
海洋生物の種名リストを書き始め、

ネタが尽きると、
本からヒントをもらって。
(オポッサムは陸上に居る気がする・・・)


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さりげな~く
近くに持ってきた本を置いておくと、
本読みしていました。


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旅に行くときに、
関連する図書を
持参するようにしています。

というのは、
自ら体験したことを
本が体系的に教えてくれるので、
目をキラキラさせながら、
見知ったことを報告してくれるから(笑)

親は、
なるだけしんぼう強く
話を聞いて、
質問するだけ。


今回は、
海に関するものを何冊か、

The Magic School Bus on the Ocean Floor
Cole, Joanna
Scholastic Pr
1994-07-01







What Lives in a Shell? (Let's-Read-and-Find-Out Science 1)
Zoehfeld, Kathleen Weidner
HarperCollins
2015-08-04




あとは、
ビジターセンターで
アラスカのリアルな自然・地誌などを描いた
絵本を購入しました。





旅育がお好きな方がおられたら、
こんなことするといいよ~
と体験談教えていただけたら嬉しいです。

続きます。



Kodiak島~化石海岸編

カテゴリ:
こんにちは。

夫が夏休みをとったので、
Kodiak島に行ってきました。


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飛行機が飛び立つと、
アンカレジの街の平野っぷりが
よく分かりました^ ^。

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機内で、
Kodiak在住のお客さんに
なぜに島に行くわけ⁉︎と質問されつつ💦
小一時間ほどで到着。

(釣りに行く島で
家族旅行で行く感じじゃないらしい)

私史上では、
最小?くらいコンパクトな空港から、
一路、Fossil ビーチに向かいます。


map2


同じく一時間ほどの道中、
キツネ、ノウサギ、イタチ、
リス、ハタネズミの仲間に、
シカを見かけ、

アラスカの
ロケット会社の脇を通り、
砂利道をがったんごっとんと進むと、
海岸に着きました。


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海岸を散策すると、
海藻が山のように積み重なっていました。
すごい量でした。
波の仕業!?


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崖や足元の岩には、
貝などの化石があちらこちらに
埋まっています。
さすが化石海岸。

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私のなかで一番驚いたのは、
ケルプのでかさ(太さ)でした。
え、これ海藻⁉︎って思いました。


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アルギン酸ブームで、
乱獲されていて、
ケルプの生えている生態系もろとも
消滅する危機とあります💦
ラッコが・・・





風船みたいな
種?芽?は、なかなか割れず、
何度も投げると、
鈍い音がして割けました。


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浮きのような役割を
しているのかなあ?






いつの時代の貝なんだろう?


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娘たちは、
人新生(現在)の貝がらと石探しの
エンジンがかかりました。

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長女のコレクション。

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手頃な石があって、
お土産にしました。

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こちらは、巻貝の化石?

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アンモナイトみたいな形のものや、

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三葉虫みたいな
雰囲気のもありました。

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流木もたくさん。

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海浜の植物は、
独特の厚みがあり、
目に新鮮。

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駐車場を挟んで、
反対側も散策しました。

いい感じの岩があれば、
そこに壁があるから!とばかりに
よじのぼるお猿1号(^^;;


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Musselや海藻を観察しながら、

満潮時には
どこまで波が来るか
推測したり、

Mussel貝は、
水分が少しでも残る窪みを求めて
こんな幾何学模様を作るのか、


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それとも
密集していたほうが
乾燥しにくいからなのか、
貝に聞いてみたい。



フジツボやヤドカリもいました。


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アオサみたいな海藻をみると、
お味噌汁の香りが脳内でただよいます〜。

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ふと、水溜りをみると、
砂の上でピチピチ跳ねている
小魚がたくさんいました。

それをみた娘たちは、
拾って持っていた貝殻を使い、
水が流れ込んでいる水溜まりに
運びはじめました。

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全部は出来なかったけど、
何十かの命が救えて
ほっとしていた娘たち。

ほんとは
自然現象に
人間が介入してはいけないのだけど、
二人の必死さに、
今回は止めずに見ていたのでした。

次回に続きます。


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