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先日の記事のノルウェー民族博物館で家具が家や家具が小さいことを、わたしは当時の人の背丈のせいかなぁなんて書きました。その後、スウェーデンが舞台ではあるのだけど、こんな本がありました。出てきたのはノルウェーでもみられる屋根に草が生えた小さな家で、冬に少しでも暖を取るためだとか、クマやオオカミなどの野生動物から身を守るために、あえて小さくて、家のスペースを効率よく使えるよう使い道がいくつかある(変身する)家具を工夫して生活していたことが分かりました。スウェーデンの社会科の教科書にも載っていた、森とその生態系を守る法律についても触れられていました。たくさんのふしぎを定期購読したいくらい、興味深いものが多いです。



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そして、先の民族博物館でみてきたサーミの人々の展示。


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そのサーミの人々が描かれた絵本がありました。1000頭のトナカイが苔(正確には地衣類だと思われる)を食べつくすと、移動していく、裕福な家庭のテント生活なのだそうです。夏の間は、海岸の草をトナカイに食べさせるために、しぶしぶ移動するようなことが書いてあって、太陽が雪をなめつくす絵の表現をしているところが面白かったです。ここの人たちが大好きな夏も、トナカイにとってはそれだけ酷な季節なのですね。



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極夜が終わり、太陽が出てくる感動を味わうために、犬と探検に出た壮絶な手記がかがくのともで出ていました(上の本でも、太陽が一瞬顔を出したときの喜びが表現されていました)。極限のとき、自分はどんな思考になり、どんな行動をするのだろうと、、、ちょっぴり怖くもなる本でした。フローネの両親のようには。。。(苦笑)。そして、極限の状況を考えると、ペットを飼うのはおこがましいことだったのかなともどうしても考えてしまいます。今いる愛犬を大事にしたいです。



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夫が読んでいる北欧の歴史に関する本をいつか読むのが楽しみになりました!