タグ

タグ:サーモン捕り

サーモン捕り~キャンプ

カテゴリ:
こんにちは。

植物園での
サマーキャンプで
作ってきたフィルム。

長女のは
夏の包装紙みたい。

IMG_4438

二女の絵には
かなりの確率で
太陽がある。

IMG_4442


その足で、
Kenai半島にサーモン捕りに
でかけました。





今回は、
Dip netのエクステンションを
ゲットして、
車に積み込みます。


IMG_4299


今年は、
Kasilof 川に行って
(カタカナにするなら、
カシ―ラフ川かな)
前泊することに。


1


この川は
Kenai川の南隣、
車で25分ほどの場所にあります。


2


Kasilof 川の河口は
駐車場も
キャンプも自由にできるそうで、
多くの人がサーモン捕りに
訪れる場所です。

IMG_4311


夜に着いて
友人家族と合流。

この時間は
あまりサーモンが
上ってきていないようで、
ネットを構えている人が
たま~に捕獲する程度。

なので、
ここでは捕らずに
キャンプだけすることに。

IMG_4317


長女は数年ぶり、
二女は初めてのテントで
うきうきわくわく。

11時ころに日暮れなので
明るいし、
周りがにぎやかで
音楽が流れてきたり、
花火を打ち上げる人がいたりと
なかなか寝付けない娘たち。

愛犬は、
花火にびっくりして
ぶるぶるしていました。


IMG_4318


陽射しが出ないと
たいそう寒いアラスカ。
朝五時に起きると、
すでにネットを構えている人が
けっこう居ました。

IMG_4324

この日の満潮は
朝7時ころ。
満潮あたりから1時間くらいが
サーモンがたくさんあがってくるという
友人パパさんの経験があるので、
いそぎ、Kenai川に向かいます。

ここの浜は
入場料がかかるのだけど、
すでに駐車場は満車。
浜辺になんとか停めて
サーモン捕り開始。

IMG_4331


どんどん
人が増えていきます。
満潮スタートだったので、
(荷物から)
波打ち際がどんどん遠くなる。


IMG_4333


去年は
網を入れたら
捕れる状況だった。

今年は、
商業捕獲の方は大量だったけど、
ネットの方は不漁と聞いてました。

なんと
用意したエクステンションが
不良品だったらしく、
接続できなかった💦

それでも夫が頑張り、
大きなメスが捕れました。


IMG_4336


その間、
びしょぬれになって
裸足で駆け回り
浜辺を満喫する娘たち。
(ちょっと泳ぐ水温じゃない)

IMG_4353


足が寒くなると、
乾いた砂に入れて
あったまったり、

教会の方が
無料で配布している
ホットドックをいただいて
過ごしました。

引き潮のピークになると
川から海へとすごい勢いで
水が戻っていき、

サーモンもぱったりと
捕れなくなりました。

ネットを構える人たちの列と
波打ち際で
さばいたサーモンのおこぼれを
待っているカモメたち。


IMG_4362


半日、
冷たい水に浸かって、
重たい網を構えていた夫たちの
身体も限界となり、

このタイミングで
サーモン捕りは
終わりにすることに。

帰宅して、
娘たちが寝たあと
サーモンをさばいて
冷凍しました。

新鮮な筋子がどっさり。

IMG_4379


今年は
いくらのほぐし方は
こちらの動画を参考にしました。





ほかは、
北海道ぎょれんとか
白ごはん.comさんのやり方を
ミックスした感じ。




お湯と水と混ぜて(70℃)
3%塩水1.5Lに対して、
ひと房の筋子をほぐします。

たまたま
クラムボンが新曲を
出していたことを知り、
それをヘビロテすること6時間。





めっちゃ没頭して、
日暮れだなと思ったら、
夜空が白みだした朝三時。

IMG_4383


いくら漬けが完成。
生の方が
さぞかし美味しいだろうけど、
冷凍して、
アニサキスの感染予防してから
頂きます。

305


サーモン捕りの
防水手袋が毎年売り切れ。
来年こそは手に入れて、
わたしもネットに挑戦しよう。

それでは、また

サーモン捕り~味わう編

カテゴリ:
こんにちは。

最近は、
庭先でイチゴが、
裏庭でキイチゴが実って、
山ではブルーベリーなどが実ってきました。

娘たちは熟した実を
見分けるのが上手になり、
いつも私にお裾分けしてくれます^^。


さて、
Kenai川の河口で
レッドサーモンを
6匹、捕獲できた我が家。





夫の労力と、
サーモンの命を頂く重みを
どっしり感じ、

友人が私っぽいと
プレゼントしてくれた本のなかで、


大きな森の小さな家 ―インガルス一家の物語〈1〉 (福音館文庫 物語)
ローラ インガルス ワイルダー
福音館書店
2002-06-20



インガルス一家が
秋に太らせたブタをしめて
無駄なく、加工していく様子が
思い出されました。



大事に使いこなすぞ~


まずは、
フィレに卸すことから
はじめました。

まぐろの解体ショーだと
刀みたいな長い刃物を使うのが
納得できた。

そして、
鰭と鰭の周りの小骨があるから、
サケの腹身として、
切り落とすんだ
ということにも納得。


IMG_2018


甘酒と塩こうじで漬けて
スモークサーモンにしました。


IMG_2045



今、食べない分は、
ラップでぐるぐる巻いて
ジップロックに入れるよりも、
真空パックしたほうが
ゴミ的にもマシなのでは?
と採用したのがこちら。


IMG_2028


三枚に卸した
背骨には、たっぷりの身が!
(ほら、腕がね笑)


IMG_2026


これは茹でて、
サケフレークにしました。


IMG_2035


娘たちが、
庭にある紫蘇と混ぜて、
おにぎりにしてくれました。
ハイキングにも、よさそう。


IMG_2088



荒く身を取り、
愛犬にも分け前をあげました。
(海で子どもの相手をしてくれたお礼)


IMG_2032


愛犬は、几帳面で
背骨は食べるけど、
その脇の細い骨は
きれいに出してたべなかった(笑)


残るは、
大量のいくらの処理。
去年、一度練習していたので、
なんとなく記憶を辿り。。。





こちらのレシピに従い、
お湯を沸かし、
40℃のお湯2Lに対して、
塩大匙1を溶かして、
いくら2腹をいれて菜箸で混ぜると、
ほろほろ卵が剥がしやすくなります。





だいたいほぐれたら、
お湯を捨て、同じことを
ゴミが目立たなくなるまで
繰り返していると・・・

長女もしばらく
手伝ってくれたのですが

アニサキスの実物がみれて、
はたらく細胞を思い出すと・・・
だんだんとフェードアウト
していきました(笑)

黙々と、淡々と
作業すること数時間。
大きなザルが満杯のいくらが♪


これぞ
海の宝石箱や~♡


(4L分くらいあるんですけど💦
どなたか食べに来ませんか?)

IMG_2039


思わず、
プリン体の含有量
調べてしまった。
イクラは、100gあたり3.7mg
ちなみに、玄米だと同37.4mg!
痛風にはならずに済むのか!?

瓶詰したいくらは、
寄生虫対策のため冷凍しました。


やれやれ~
ほっと一息ついていると、

夫の会社の上司から連絡があり、
サーモンを6匹あげるからおいで~と。
(冷凍庫はすでにパンパンですけど💦)

サーモン捕りに
向かうとき話していた


ひと月に
1匹もサーモン食べたら
贅沢だよね~


が、まさかの実現。
あ、ありがたいことです。

アラスカの人たちが
やっている加工方法にも
アンテナ立てて、

一年間かけて
大事に頂きます。

それでは、また

夏の風物詩~サーモン捕り2

カテゴリ:
こんにちは。

サーモン捕りのために
友人ご家族と一緒に
Kenaiビーチについた我が家。





14時台の満潮前後、
12時から16時を目安に
サーモン捕りを始めます。


IMG_2008


一見、
普通のビーチですが、
違うのは、誰も泳いでおらず(笑)
浅瀬にずらりと一直線上に
人が並んでいました。


IMG_1933


釣り用の胴長を着た人が
大きな網を縦にずりずりと
押しながら、
胸の高さまで入っていきます。


IMG_1936


網を立てながら、
サーモンが網にぶつかる手ごたえを
じっと待つのだそう。

途中、
川の真ん中を商業船が
サーモン漁をしながら
往復していました。


商業用の漁業は、
木と金曜日は禁止されていて、
その二日間を狙う人も
いるのだとか。


IMG_1948


河口とはいえ、
ほぼ海なので、
波がざぶん、ざぶんと押し寄せます。


それで、
並んでいる人のほとんどは
胴長は水没してました・・・💦

(胴長でなく、
スキューバダイビングのウエアを
着たらいいんじゃないかと思った)



網はシンプルで、
これだけ人が並んでいると、
サーモンがとれるかどうかは
完全に運という印象。


IMG_1983



夫曰く、
差がでるとしたら、
二点ありそうとのこと。


一つは、
網についてる棒に
エクステンションをつけて
長くすること。


IMG_1955



みんなどんぐりの背比べで
並んでいるので、
少しでも沖に飛び出るほうが
サーモンが飛び込む可能性は
確かにあがりそう!


実際、
お友達パパは
エクステンションを
二本つけることをお勧めしていて、

その成果もあり、
4時間で20匹も捕獲して、
周りのみんなが驚いていました。



もう一つは、
サーモンの閉じ込め方
にコツがあるのだそう。


サーモンが網にぶつかると、
引き返して逃げてしまわないように、
くるっとねじるのだそう。

写真のように、
網にくるまれていると
逃げられない。

IMG_1939


そのねじる方向が、
潮の流れる(干満の)方向を考えて
変える必要があるとのこと。


なので、
誰かがサーモンを捕獲すると、
周りの人がみんな振り向いて、
どっちにねじったかを
確認しあっていたらしい。


サーモンはたいていは、
1匹ずつ網にかかりました。


陸にあげると、
みなさん、太い棒で
サーモンの脳天を叩きます。


いい力具合で殴れると、
(私的には力一杯だった)

サーモンが、
脳天から尾に向けて
びりびりとしびれるように
震えて、動かなくなります。


だけど、
力が弱いと、
バタバタあばれるだけで、
何度も叩くことになり、
申し訳ない気持ちに。


他には、
エラから手を入れて、
血管を切ってしまう方法だとか、


ある男の子が、
ナイフで何度も
脳天を挿しているのをみて、
なんとも痛々しかった。


魚には痛覚があるのか
ググってみたら、
どうもあるようですよ。





アニマルウェルフェアを考えると、
一発で決めてあげたいものです・・・






サーモンが動かなくなると、
陸で待っている隊は
鮮度を保つために、
すぐさまさばいている方が
多かったです。


夫の網に、
60cmを超える
大物がかかりました。


IMG_2015


まず、
エラの脇からナイフを入れて、
頭を落とします。

それから、お腹を割いて、
内臓を出します。

サーモンの尾びれの先を
はさみで切り落とします。

これは、
転売防止のために
義務付けられているそうです。

頭や内臓は、
みんなその場に捨てるので、
波うち際に累々と頭が・・・


IMG_1958


初めて見たわたしとしては、
これ、人間だったら、
単なる大量虐殺だわ💦
なんてよぎってしまって、

かといって、

冷たい水の中で
しんぼう強く立っている方々をみていると
捕まればやっぱり嬉しいもので、


命を貰うって、
やっぱり複雑な気持ちが
するものだな。
ありがたいな。

去年みた、
川を遡上していたサーモンは
ここを運よく潜り抜けた
精鋭たちだったのだなあ・・・






娘たちは待っている間、
お友達と砂遊びをしたり、
基地遊びをしたり、
貝殻を探したりと
大満喫。


IMG_1994


他にも、
すぐそこの海に浮かんだり、
顔を出してこちらをみている
ラッコやアザラシを観察していました。
(海坊主みたいに、こちらをみていて可愛い♡)

そのうち、
ラッコに扮した人が流れてきた
見えます?↓


IMG_1995


その人が、
潮の流れに沿って、
下流側に流れていくと、

顔を出していたアザラシが


あんた
ラッコじゃなかったんかーい?


とアテレコしたくなる
リアクションで、
びっくりして海に潜ってました。


結局、
水没した胴長を
交代して着る気が起こらず^^;
わたしはサーモン捕り自体は
できなかったけれど、

代わりに
四時間近く
粘ってくれた夫が
6匹もとりました!!


IMG_2016


そして、
メスのいくらを
持って帰ろうとしているのをみた、
お友達家族のおじいさんが、

自分たちが捕った20匹のうち
メスのいくらを全部くださり、
袋いっぱいになりました。


帰りに、
夫の胴長をひっくり返すと、
長靴の中からどばーと海水。
いやあ、お疲れ様。


車を取りに行った私は、
砂浜にタイヤが埋まり、
お友達のおじいさんと一緒に
砂堀りして、なんとか脱出できました。


捕る大変さ、
命を貰うありがたさ、、、

くたくただったけれど、
家族それぞれにとって
よい体験となりました。


IMG_2011


来年は、
防水対策と、
網のエクステンションをつけて
わたしもチャレンジするぞ~!

次は、
サーモンを味わう編
に続きます。

このページのトップヘ

見出し画像
×