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こんにちは。
Kodiak島に滞在中、
雨の日がありました。





そんな日は、
Kodakの文化や
歴史に触れ合う日。

まずは、
長女が行きたがっていた
歴史博物館へ行ってみました。
(歴史だからとかじゃなく、
とにかく博物館というものが好きらしい)



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この建物は、
1793年にKodiakが
ロシア人居留地となった後、
1808年ころに建てられた保管施設
(ロシア語でmagazinは店舗)だそう。




1964年
(東京オリンピックの年)に起きた
アラスカ大地震による津波からも
逃れて、築200年以上に。


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(津波前のダウンタウンの様子)

当時のロシア人が
使っていた家具などが
展示されていました。
娘はビーズ細工が施された
日用品が気に入ったようです。


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キツネやラッコの毛皮を
さわり比べている娘たち。

この毛皮は、
足先まであったので、
どう足がついているのか
興味があったみたいです。



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Sewardに行ったとき、
フェリーが止まったのが
Fox島だったんです。





当時、
野生のキツネ(Red Fox)を飼育化して、
その毛皮を中国に輸出しようとしていたけれど、
Kodiak島でも失敗に終わったよう。


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確かに、
ラッコ(Sea ottter)と比べると、
キツネの毛皮のがふわふわで
毛皮として人気が出そうでした。


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家の壁にある木の隙間には、
苔が詰められていました。


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島にある高校の建物が
北欧ぽいねと話していたら、
展示をみると、
北欧の人の子孫も多いようでした。


館内を説明するツアーがあり、
そのときは、普段はいけない二階にも
案内してもらえます。


長女が気に入った展示は、
クレオール(ロシア)の奥さんが
アメリカ人と結婚したときに着た
ドレスだそう。
(写真がない💦)

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ロシア式の教会を横目に、
次に行ったのは、
Alutiiqと呼ばれる
昔からこの地に居た人たちの生活を
展示する博物館です。

(オンラインでもみれます↓)




Alutiiqの人たちは、
地図の薄紫色部分、
南部に住んでいるそうです。

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(オンラインでもみれます↓)



言語の系統をみると、
アリューシャンとエスキモーの
二つに分かれていて、
Alutiiqはエスキモー系統のようです。

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母音は、
「あ、え、い、う」で、
「お」がないようです。

あと、子音には
Rとrの二音があり、
rはロシア語から来ているとか。
音声ボタンが壊れていたのが残念!


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と思ったら、
オンラインで聴けました。





歌も聴けました♪





先日、長女から、
(金属の)針がなかったときは
どうやって縫っていたの?
と質問されていて、
今度、調べてみよう!と話していました。

偶然にもここで紹介が✨

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アザラシ皮を、
つなぎ目から水漏れしないように
縫った見本。


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こちらは、
Petroglyphs という
石に刻んだ絵文字。

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現代のエモジにあっても
なんか使えそうな⁉︎表情。







クレヨンで擦って、
紙に模様を浮き上がらせる
アクティビティをしています。


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植物の活用法も面白かったです。

トウヒの根は、
カゴのようなものを作るために
使われていたよう。

魚入れや、
草で編んだ小物入れなどを
最初の博物館でみました。

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前日みたケルプは
ロープに使ったり、
ピクルスにも。




当時は、
植物を長期保存するときには、
アザラシの胃袋に詰めて、
オイル漬けにしていたそう。

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博物館の
花の絵を描いて飾ろうコーナーで、
夢中になる長女。


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博物館を満喫した後は、
雨があがっていたので、

この日も、
サーモンベリーを食べにお散歩へ。

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このクマ出没情報をみると、
怖気付く。


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ベリーがあるところには、
クマいるよね、、、

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思いの外、
広い歩道で見渡しよかったので、
口笛を吹いて歩きました。


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で、
何かあれば登る。
すっかりパターン化してるなあ。
(裏切らないなあw)


そして、長女は
博物館でみたことを参考に、
草を編もうとしてました。


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この日、長女は、
博物館で気に入った
クレオール人のドレス(本当は白かった)と、
Alutiiqのビーズの髪飾りを合わせて、
物語を創作していました。


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Altiiqのヘッドビーズ↓。




ロシア人とAlutiiq人との関係は、
もっとどろどろとあるかと思いますが、
ほんの入り口を知ることができて
よかったです。

続きます。