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マンガとリアルの架け橋

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こんにちは。

サンタさんに
マクロファージのドレスを
お願いするくらい
はたらく細胞」に
ハマっている長女。







彼女のお気に入りのキャラクターは、

マクロファージ

血小板

乳酸菌

白血球
と変遷しています。
白血球さんはかっこいいらしいです。


そんなこんなで
英語ならギリシャ神話、
(おすすめ、ありがとうございます!!)










日本語なら、はたらく細胞












を読むのに、
多くの時間を使っています。




ある日、
鼻水が出たとき
みかんを手にして、


私:「ビタミンCを摂ると
はたらく細胞の助けになるらしいよ~」


娘:「へ~!ビタミンCを何個食べたら、
風邪がよくなるの~?」


私:「えっとね(助けて、グーグルさまぁ)


Google様が、
Wikipediaさんを紹介してくれたので、
ビタミンCの分子構造
娘に見せました。






それを見て、
立体好きな娘が並べた
分子模型がこちらの写真です。
実際の分子模型はリンク先へ)



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これをきっかけに、

呼気だと
吸っている酸素
吐き出す二酸化炭素
自分では区別できないけれど、
実際には違うこと


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酸素や二酸化炭素に比べると、
乳酸の分子は大きいことなど、
実感できたようです。



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結局、
娘の疑問である

ビタミンCを何個食べれば
風邪に効果があるか?

は答えられなかったけれど、


もしも原子がみえたなら」で、
水分子が、1立方cmにいくつ入っているか
が参考になったかな!?






みかんの
砂じょう(さじょう)=つぶつぶの果肉には
ちょっとびっくりするくらいの(←
ビタミンCとクエン酸が入っていることでしょう



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素敵な画像はコチラからお借りしています。



マンガとリアルの架け橋はしたから、
娘よ、あとは自分で調べておくれ~
と、早期撤退いたします。

それでは、また。

【性教育】”あらためて知りたい、生理のこと”

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こんにちは。

ほぼ日イトイ新聞の記事で、
あらためて知りたい、生理のこと
という、よみものがありました。





これを読んで、
娘たちの時代には、
もっと男女の差が減ってきて、
ピルの使用が当たり前の時代が来るかもしれない。

なので、長女に生理が来たら
このことも伝えたいです。





以下は、長いけどおまけで、
これまでの我が家の性教育のまとめです。



家では、
友人がパンツの教室のインストラクターになられて、
性教育の大切さを教わったのをきっかけに
性教育を始めました。





わたしは本が大好きなので、
絵本を読んで、
娘たちと会話することで
性教育をおこなっています。


長女の三歳のころ、
まずは体や体のしくみに対する興味がでてきました。





からだのふしぎ うんちはどこへいくの? [ マイク・ゴールドスミス ]
からだのふしぎ うんちはどこへいくの? [ マイク・ゴールドスミス ]



そのうち、
「救急車」「病気」「死」など、
命に関することを盛んに質問してくるようになったのでした。




いのちの時間 / 新教出版社
いのちの時間 / 新教出版社



当時、娘が通っていた
インターナショナルスクールの
性教育講習会に参加したりもして、
コンセント(同意)を得ることの大事さを学びました。





同意って何?」という本もあります。
ここ、我が家であまりうまくいってません(爆)



子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める! [ レイチェル・ブライアン ]
子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める! [ レイチェル・ブライアン ]





長女がどうやって生まれてきたのか
知りたがった時期には、
骨盤・内臓模型を使って、
モンテ的な活動をしたこともあります。

Flying Tigerで売っていた
お手軽模型を使いました。





その後も
ことあるごとに
性教育本を読んで、
プライベートゾーンは人に見せない・
触らせないよ~と言葉や歌で伝えました。


娘の小学校で、
保健の先生からの授業が時折あるようで、
プライベートゾーンや体のしくみについて
学んでいるようです。





お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ! [ のじまなみ ]
お母さん! 学校では防犯もSEXも避妊も教えてくれませんよ! [ のじまなみ ]


博物館では偶然、
体について学べました。
女性と男性の骨盤の標本をみて、
女性のはちょうど赤ちゃんの頭が
ぴったりサイズなのをみました。






防犯の本では、
性犯罪は、顔見知りの人から受けることの方が多いことを学び、
何を言われても「ちょっと聞いてくるね」と
その場を離れるように伝えています。





子どもは「この場所」で襲われる (小学館新書) [ 小宮 信夫 ]
子どもは「この場所」で襲われる (小学館新書) [ 小宮 信夫 ]



今でも、
娘たちがよく開いている本は2冊あります。

ひとつは「A child is born」です。
写真が豊富でリアル、
かつ神秘的な本です。

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画像は、下記リンクからお借りしました。




もうひとつは、「It's not the stork!」です。
こちらの本は、”おうちモンテで性教育”の記事で
教えてもらいました。




本好きなママさんの性教育に役立てば幸いです。
それでは、また!

「人生の北極星を見据える」ために

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寿命について知った娘たちから、「とうちゃん/かあちゃんが先に死んでしまったら、さみしい」ということを、時々、言われます。動物によって寿命が異なることも知って、自分と同時期に生まれたあの動物はもういないと悲しそう、、、例えば、ペットと過ごせる時間の長さを知りその日までどう過ごそうか考えること、だとか、自分が頂いている命(家畜など)は本来もっと長い寿命を持っていることを知ることは、とても大事だと思います。さらに将来、大きな数字を理解できるようになったら、「心臓が15億回打ったら、一生が終わる」ことは、どの生き物もほぼ同じことも、この絵本を読んで伝えたいです。ネズミのように(人間の時間軸でみた)生涯の時間が短いことは、果たして可哀そうなのかどうか等、どんな意見が出てくるかしら。


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一生の心臓の脈動数を具体的に数値化されると、先の記事で引用した「いちばん高コストなのが『時間』です」という言葉が刺さります。家計の長期計画を立てるにあたって、その続編にあたる本を読んでみました(↓)。目次はこちらで見られます。もうファイナンシャルプランナーに相談しましたしというご家庭はいざ知らず、かつてライフプランを立てようと思って挫折したとか、考慮すべきライフイベントを漏らしていないか不安だったという方にとっては(←ともに私のことです^^;)、家族で人生の価値観を考える道しるべになるのではと思います。



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さて、長期計画に必要な「生涯の収支」を試算するためには、4つのステージを意識するとよいことが書かれており(p70)、第4ステージ(年金生活がはじまる時期、すなわち老後)をまっさきに考えるのだそう。これはつまり、「人生の北極星(最終的な人生の目標)を定め(p38)、そこに至る生活(現在のステージから第3ステージまで)を具現化していくものです。なので、埋めた数字の帳尻合わせをすることよりも、家族が何にお金を使いたいか優先順位をつける(「お金がかかる」から、「お金をかける」に発想転換する)ことが一番の肝になります。




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北極星さがしについては、、、、モンテッソーリの考えを介護にも生かせると知ったことで、そのときどきのライフステージごとに、生活スタイルを柔軟に変えて慣れておくことなら自分にもできそうだとか(↑)、どこで人生をしまいたいのかなど考えながら(↓)、、、、じっくり取り組みたいと思います。まずは、短期的視点で家計の予算化(あと少し!のはず)。そして、我が家流の「人生の北極星を見据える」ために、ブレーンストーミングをがんばってみよう。



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Granada Science Park

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アンダルシアの旅のオマケ編で、Parque de Cienciasに行きました。ここが、思いがけず性教育(体のしくみ、男女の違い、命の誕生あたり)に活用できた博物館だったので、記録しにきました。我が家の性教育の近況はコチラ。ごく最近は、娘の口からでる話題に、防犯のことも加わってきたかな。

雨だし、アルカサバの予約が取れなかったしで、行く先々で尋ねるのが趣味となってきた感のある科学博物館に出かけました。Wikiの説明が詳しいのだけど、これまで行った博物館のなかでも、ユニークな展示が多かった印象です。。。体のしくみの展示、生物の展示、オリーブミルの展示、水や風力を使った遊び場、蝶のドーム、ダーウィンパビリオン、展望台、音楽など聴覚系の展示、化石や鉱物・宇宙の展示、自然史博物館のような剥製の展示、錯視など視覚系の展示、、、、まだまだあったかも。。。こういうのを体験型の複合型博物館って呼んでも間違ってないのだろうか。

どこも興味深かったんだけど、”我が家的に”新鮮だった&娘たちが一番食いついていた展示が、「体のしくみの展示」と「音楽など聴覚系の展示」、「宇宙や鉱物などの展示」でした。パンフレットを見る限り、アンダルシア地方のいくつもの大学が、こういった展示をひとつずつ受け持って監修?しているようでした。どちらも、展示している内容自体は基本的なことだと思うんだけど、体験できる工夫が数多く凝らされている点が素晴らしかった。


以下、専門用語を知らず、自己流の形容で書いている点が多いこと、お詫びします。


まず、「体のしくみの展示」。サルからヒトへの進化から始まり、サーモセンサーを体験できたり、自転車を実際に漕ぐと、それに合わせて骨格がどのように動くか映像となって映し出されたり、(多分古典的な)医療器具にもたくさん触られてもらえた。

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細胞の各部分が光る。

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マイクロスコープで、動物の皮膚や毛皮を観察できる。娘は自分の皮膚や頭皮をみてた。

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X線写真のパズルがあったり、医療器具の鉗子みたいなもので、紐を結ぶのができたり、

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男女の仙骨の違いの展示では、胎児の頭大のボールを通せるのと通せないのを体験できました。

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ヒトを含めた心臓のホルマリン漬け。写真はクジラですって。

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全身に張り巡らされた血管の模型?実物?他にも、本物っぽい人体標本(男性)もあったっけ。

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ハンドルを心臓の鼓動と同じ60拍/分になるよう動かすと、液体(血液)が循環する展示。

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消化のしくみは、動物による歯の形状の違いを頭骨と同時に金属模型で動かせるようになっていた。体重からおよその体の水分量を見せてくれる装置。大人だとぎょっとするくらい多く感じた。

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命の誕生コーナーでは、模型を使って、超音波体験。

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出産のリアル動画が流れていました。二人がものすごく気に入って、何度みていただろう。

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標本の腕部分をもってきて、妹と同じ(サイズ)と言ってる長女。

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「音楽の展示」では、耳のしくみを展示しつつ、音に関するものを視覚化する工夫が多々なされていました。さまざまな音の響きを振動に変換する装置(スピーカー)や、音を波形として視覚化してくれたり(例:音叉)、音の伝わる様子を波のように見られる模型、笛やスイスのホルンを思わせる音階・ヘルツ・パイプの長さ の三者関係を展示したもの(写真:叩くと音が出る)、、、

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ギターの弦が波打って、響くところを見せてくれていた。脇には、ギター製作コーナーがあったな。最後にドラムや民族楽器などを実際にひけるコーナーで〆。

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そして、「宇宙や鉱物などの展示」で、娘が楽しんでいたのは、電流の流れる石とそうでない石があることを体験できる展示。

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熱心に石を観察する娘。ほかにも、下層植生の有無で水による浸食される(川ができる)・されないの違いが分かる実験、断層のできるしくみ模型(動かせる)などにも食いついていました。化石探しはなぜかおがくずのなかに石やアンモナイトが入ってた。

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外にいくと、風車の力で上下に動くブランコに乗ったり、展望台にあがったり。たくさんの新しい体験をさせてもらえて、文字通りまる一日楽しみました。グラナダを訪れる際におすすめします。

幼稚園の面談(後半)

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幼稚園での面談がありました。これで、今年度の面談はおしまい。数多くの子どもをみている先生から、我が子がどんなことが好きなのか、客観的に聞けたのが一番の収穫でした♡その他、こまごまとはいろいろあるけど、私が印象に残った三点のみ備忘録とします。:




1)(私が今回初めて知ったことは、)手先が器用で、美術が大好きな子という印象だということでした。例えば、先日のフェアリープロジェクトだとか、直近まで通っていたArt & Musicスタジオなどでも、すごく楽しんでいたそう。

→言われてみれば、私が(垣間見ただけの)学校での生活を観るに、テーマを与えられて描いた作品(絵)では、ひとりだけはさみ切りして切り抜いていたこともあったっけ。家での様子を見ている限り(下の写真)、自分の楽しいを表現するのが上手なのかもしれないです。あとは、家では平面よりも立体のものをより好んで作る気がします。



以下は、命の誕生に興味のある娘が、ごく最近、家で描いた(作った)作品。私が長女(下の小さい子)と次女(真ん中くらいの赤ちゃんみたいな子)を妊娠しているイメージで描いたそうです。


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こちらは粘土で、出産シーンを再現していました。赤ちゃんの顔がちゃんとさかさまになっているのが芸が細かいと思いました。性教育などで話したことを理解していたようですね~。


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2)先生が苦戦していることは、頑固なところで、前回よりやや改善してはいる(妥協して、やりはじめるまでの時間は短くなってきてる)ようだ。担任M(担任は二人)は、先生にNoというべきでないという考え方のようだ。

→(どんな状況での話かは忘れたそうなので、先生にNoというべきでないかについては判断できずだが、自分で考えて出したNoならお友だちに迷惑をかけない限りは尊重してもいいのではと思うのでね。)ここは親も苦労している^^;あれやこれやと根気強く、どうしてしなくてはいけないか納得するまで説明しなくてはならない。前の学校でも、この学校でもネガティブな部分で先生に言われるのはこの1点に集約される。。。まぁ、新しい困りごとが増えていなくてよかったですわ。



3)フォニックスを家庭で教えるべきか尋ねると、Don't do that.(つまりキンダーガーテンでやるから必要ない)と言われた。

→ここはそんなはずはないと、ブログでも紹介したバイリンガル子育てについての(してない本も含め)数冊の本からも思いました。レッジョ・エミリアの理念が子どもたちを観察して、興味のあることをするのだとしたら、(今現在の長女のように)プリスクール(年少・年中)の時点で数や文字に興味のある子はたくさんいるはずなのに、そこはやらないのが不思議だなと思いました。学校では美術系や日々の生活でかけがえのない体験をたくさんさせてもらっているので、娘が、今、持っているアルファベットへの興味については、(日本語とのバランスを取りながら)家庭で取り組むところなのだなと分かりました。

防犯の本

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私が性教育をはじめるきっかけとなった、”防犯”に関する以下の本を読みました。リンク先の商品説明の欄を読んでいただくのがてっとり早いと思いますが、『「人」ではなく、犯罪が起きる「場所」に注目し、そうした場所をできるだけ避けて行動したり、自分自身で警戒レベルを上げることで犯罪から大きく遠ざかることができ』る「犯罪機会論」を紹介した本です。


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著者は、「交通安全も防災も、防犯と同じで景色解読力が重要(p158)」と指摘していました。この本を読み終えて、まず思ったのは、野生動物による農作物被害を防ぐ(根本でなく、対症)方法と同じだということでした。つまり、犯罪を起こす人も、農作物を食べる動物も、『「入りやすく、見えにくい」場所を好む』という心理は同じということです。人も動物だものね。そのために、こういった場所をなくす環境整備と、(人の場合は)そういった場所を見極める景色解読力を子どもにつけることが大事だという主張は、すとんと納得できました。


本書によると、この犯罪機会論の考えは、イギリス・アメリカのほか、北欧などでも浸透しているとのことで、身近にある公園の作り方、防犯カメラの設置の仕方、トイレの設計などなど、この本で紹介されていたことが実際にはどうなっているか確認しながら、まずは私自身が「景色解読力」をつけて、機会あるごとに子どもたちと会話してみたいと思います。


今後、長く住むことになりそうなアメリカの某市では、子どもを留守番させること、一人で登下校をしたり、一人で友達の家に行くなどはネグレクトになるし、物理的にも遠くて無理だし、、、日本と比べて子ども一人で行動させる機会はあまりないとは思うのですが(モールなどでトイレに一人で行かせるのは禁物)、こういったことは親元を離れる(かもしれない)大学生になって急にできるわけではないと思うので、習慣にすることが大事かなと思いました。


では、いつからか?長女は4歳になって、自分で考えて行動できるようになってきていると感じます。例えば、砂遊びで汚れた手袋を(私が)洗おうと娘に声をかけると、娘はすでに彼女の判断で、洗面所で手袋を水洗いして、洗濯物干しに干してあったりして、驚かされます。なので、上述した「景色解読力」のようなことも、噛み砕いて、丁寧に説明を重ねていけば、少しずつ理解して、判断するようになるのではと思えるのでした。


そういえば、娘が最近よく読んでいる「おちんちんのえほん」には、防犯に関するページもあります。次回には、様子を見て上の本で仕入れた知識もちょいちょい入れて読んでみたいと思います。娘は、写真のページが好きで、以前、紹介した子宮の模型から胎児を取り出してきて、そっと乗せていました。さすがモンテ風っこ(笑)


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子どもに、以下のようなことを口頭で伝えて、それ以上のことはできていなかった~!という方がおられたら、こういう声掛けで本当に子どもが守れるかなと考え直すいいきっかけになるかなと思います:

「暗い道に気をつけなさい」
「人通りの少ない道に気をつけなさい」
「知らない人とは話してはいけません」(p14より抜粋)など。

イモリの発生と分化

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先日の性教育本の著者である、パンツの教室の代表によるオンラインセミナーがあったので、受講してみました。初級コースのさらに入門編みたいな位置づけだったようで、、、やっぱりインストラクター養成コースを受講するのが(協会が提供するコンテンツのすべてを学べるという意味で)手っ取り早いんだろうなという印象でした。


一方、わたしなんぞが、書籍やインターネットを介してちまちま学ぶよりも、圧倒的にオンライン(もちろん対面に勝るものはないでしょうが)の方がそりゃ「効率が」よいよねということも実感(子どもは成長を待ってくれないしね)。きっと、代表の表情や声のトーンなど、五感で伝わる何かもあるんだろうなと想像します。というわけで、受講したかいがあったと、書き込んだメモ書きの多さをみて思います。


さて、(子どもの年齢的にも)長い(振り返ればきっとあっという間の)性教育の階段の初歩数段くらいにいる我が家。命・誕生・体のしくみ・・など諸々について、娘からも、親からも、毎日当たり前のように話題にあがるようになりました。そんな折、日経ナショナルジオグラフィックに、


【動画】生命誕生 1個の細胞が孵化するまで
神秘の映像、イモリの受精卵が孵化するまでの4週間を6分のタイムラプスで


と題した動画があがったので、「命」に興味のある娘たちと一緒に見てみました。高校生物の資料集に載っていたイモリの発生を(受精卵の外側から)映像で見られることに感動しました(人間の杯の成長もほぼ同じらしいので、受精卵から赤ちゃんになるまでの一部を紹介できるという意味でもお薦めです)!諸器官が分化して、心臓ができると、血液が流れる様子などもみられます(絵本「ちのはなし」につながる)。

長女は、卵の殻を破って誕生する瞬間に感動していました。娘はインプットがあると、夫に対して説明してアウトプット(半分は私が映像をみながらぶつぶつ話していたことのコピー)することで長期記憶に定着させている節があり、今回も、帰宅した夫に開口一番、動画のなかで、自分の興味がひかれた部分について、興奮して説明していました。かくいう私も、こちらのブログで頭を整理してるのかも。


以下、ほぼ独り言なので、ここでそっと閉じてくださいませ。。。。




なお、動画ページの記事を最後まで読んでいただくと分かるように、この動画は1個体を撮影したものではないとのことで、研究室という環境で育てても、胚の成長が止まってしまうものもいたそうです。「大気中へ放出したり川へたれ流したりする化学物質や、冬に歩道にまく凍結防止剤など、たとえ目には見えないとしても、人間は周囲に生きている無数の小さな生物に影響を与えている。そういったことに、この動画は気づかせてくれる。」とのことで、ヒトは宇宙の秩序のなかのひとつのファクターであると考える、モンテッソーリ教育の文化教育にも通じるものがあるのかな、と思いました。


(最後に書こうか迷って結局消した刹那的に生きるのをやめよう的な一段落を想っての独り言:なんだろね、ものごと考えるほど宗教くさくなるのは(わたしの場合、説教臭いとも、マジメに正論を翳してる風な人とも言う 笑)。宗教だって人が考えたものだろうから、もろもろ突き詰めて考えていこうとすると、宗教にたどりついてしまうのだろうか。。。ぶつぶつぶつ

追記:ひとばん寝て、そうだこんな取り組み(持続可能な開発目標)がなされていたんだ。と思い出しました。現実とのギャップはまだまだ大きいと思いますが、ひとりひとりが毎日、ちいさなことからコツコツと実践して、周りの人や子どもに伝えていくことが大切だと思いました。


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そんなことを子どもと一緒に考える材料として、この本(↑)あたりがまずいいかなと。ただ、わたしがいつも主張している「(生態系を崩してしまうから)野生の生き物に餌をあげてはいけない」という考えに反して、野鳥が春すぐに子育てを始められるように冬場に餌をあげましょうというのがひとつ入っています。正直、あれこれあるうちの10個にしぼったところに、これが入ってきちゃうんだ~と思いました(情操的な部分を育てるため!?)。積極的にはすすめないけど、条件付きの妥協が必要なのかもね。。。と下のような絵本「すばこ」などを読むと思います。


hon


追記2:
友人がリツイートしていた記事です。
エコバッグやマイカップは本当に環境に優しいのか? 「エコ」な行動に隠された6つの真実
地球環境問題を子どもに伝えるときには、こういう知識も持っておかないとと自省しました。


SDGs(国連サミットで採択された2030年までの国際目標):

命への興味

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長女に「なんで?」と質問されて、説明すると、「なんで~?」と返され、また少し別の言い方で説明すると、また「なんで~?」と返され、これが4~5ターン続きます。親は、説明できる引き出しがなくなり、知ってるつもりになっていただけだったことも山のようにあり、四苦八苦な日々です。


後でこそっとググって娘にフィードバックすることもあるけど、こういうときはやっぱり書籍で調べるのが一番だと思うのは、わたしだけ?例えば、「ことば絵じてん」などで、どんな風に説明しているかなと、娘と一緒にみたりしています。


大人だからって全部知らなくってもいいし、知らなければ調べればいいと、開き直って、調べ方をアピールしながら辞典や図鑑をめくって見せています(わざと、声にだして、あかさたな~、あ、ここが「な」だ。とか、索引ページを指でたどって、えーと、びょうき、びょうき、びは、、、、あ、ここだ。●ページと指さしたりしてる)。次に、日本に帰国したら、フリガナ付の国語辞典を見比べて買おうと思っています^^;




と、こんな感じで、娘から「救急車」「病気」「死」などに対して、しつこく「なんで?」攻撃されるようになってきました:

救急車のサイレンを聴くと、
「何の音~?」
救急車のサイレンだね。
「なんで~?」
病気や怪我をした人を急いで病院に運んで、先生に治るかみてもらうんだよ。
「なんで~?」
すぐに見てもらえば、死なないで助かることがあるんだよ。
「なんで、病気になったの~?」
(不摂生などの生活習慣もあるかもだけど、何で病気になるか知らないので)うーん、よく食べて、よく運動して、よく寝ないと、体に入ったばい菌と戦う力がなくなって、ばい菌に負けると病気になったりするんだよ(あってるのか!?)。
「なんで、死んじゃうの~?」
(寿命、怪我して、血が流れて酸欠になるとか、、、治らない病気とか、、、どういえばわかってもらえるんだ(泣))・・・延々と続く。




「ことば絵じてん」で調べてみると、
「いきる」は、「いのちが ある こと。」

「しぬ」は、「「いのちが なくなる こと。」

「きゅうきゅうしゃ」は、「きゅうに びょうきに なったり、けがを したり した ひとを、 いそいで びょういんまで はこぶ じどうしゃ。」

「けが」は、「からだに きずを つくる こと。または、その きず。」

「びょうき」は、「からだの ぐあいが わるく なる こと。」




きっと娘は命に興味があるのだと踏んで、いくつか絵本を紹介してみました。娘の精神的なレベルに英語力がまだ追い付いていないので、ひとまずは日本語(訳)の本をチョイス。どれも、有名な絵本ばかりなのですが、備忘録としてそのうちのいくつかを記録しておこうと思います。おすすめの伝え方や、本などあったら、情報くださればうれしいです☆






現実的な絵本として、「いのちの時間」。いのちとその長さについて簡潔に定義をしている絵本。うまれてから、死ぬまでの間をいのちの時間と呼んで、生き物によって、いのちの時間の長さが異なることを伝えてくれます。

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精神的な絵本?と言っていいのかな、「わすれられないおくりもの」亡くなったものが、残されたものたちの心のなかに、いついつまでも生き続けていることを伝えてくれる絵本。娘は、怖かったそうです。

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「いのちのひろがり」。進化に関する絵本。研究者が自分の専門分野の絵本を書くことは、とても大事だと思います。そういう立場におられるみなさま、未来からの留学生である子どもたちに、あなたが知りえたことを紹介してあげてください!


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「だいじょうぶだよ、ゾウさん」年老いたゾウと、その相棒のネズミの双方が、(ゾウの)死ぬ覚悟をするまでの絵本。読み聞かせながら、涙目でした。

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「ずーっと ずっと 大好きだよ」いのちの時間をまっとうするまで、毎日をいかに過ごすかは自分次第だよ、思っていることは言葉にして伝えようよ、という絵本。これが一番、娘に響いたようで、翌日、いつも触りもしない愛犬を、「大好きだよ」と言いながらやさしくなでていたのでした。


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子どものころ、私は(当時は無邪気な気持ちで、命に興味があった時期だったんでしょうね)「おじいちゃんが死んじゃったら、お葬式にいくの?」なんて親に聞いた記憶があります。親がどんびきして、そんなこと言わないのよ~と言ってたのが印象的で、今でもときどき思い出す、苦い思い出です。

usa






感受性が豊かな方だと思われる(トトロで、メイのお母さんが入院していて、家にいないと号泣してる)娘は、「死」が怖いそうで(わたしも当然、死ぬ覚悟なぞできておりませぬ)、お姉さんになりたい(小学生になりたがってる)けど、死に近づくのは嫌だと言っていました。だからこそ、「ずーっと、ずっと だいすきだよ」が響いたのかな?なので、死ぬときに、あー、(生まれ変わるのかどうかは死んでみないとわかりませんが)今回の地球人 人生が楽しかったと思えるように、毎日たくさん笑って生きたいねぇと(私の考えとして)伝えました。娘のなんで~?に少しでも答えられたのだろうか。

秋のトレッキング

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久々に雨が降らない昼間があったので、それ今だ~!と近くの山にトレッキングに行ってきました。どんより曇っていて、ブログ映えしない(携帯)写真ですが、よかったら見てください。↓


家から車で30分走ったかな。「え、ここ私有地だよね?」という風情の道路(羊の放牧場の中)を車で走り、あ、ここか~!という場所にあった登山口。なぜか二頭並んでセットになって、近づいてくる羊たち。そして、おもむろにおしっこ、じょー(笑)。

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子どもがいるので、いつもEasyというコースを選んでトレッキングに行きます。今回は、片道2kmくらいの軽登山コース。たいていは、石がごろごろした羊や牛の放牧場(や牧草地)の中を歩いていくコースです。最近は、毎日雨ばかりなので、牧草地はぬかっていたので、それを避けて歩きます。川の岩場には、ミソサザイ(野鳥)がいた。


最初の1kmはほぼ平地で、後半はやや登りに(写真)。岩に赤いペンキで道標があるので、娘に次はどこに赤い印があるか見つけながら歩いてもらいました。途中、大きな岩がごろごろ組み合わさって、天然ジャングルジムのようなところで、娘は楽しそうにしていました。愛犬は、足が短いので、びびっていました。

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牧草地や放牧場の境界はフェンスがあるので、こんなはしごで行き来します。娘はこのはしごが気に入ったそうです。次女は、背負子に揺られて、お昼寝。

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だいぶ上まであがってくると、岩に地衣類がついていました。娘は、「みどりだ~、きれいね~♡」と触っていました。木は黄葉してきているのですが、イネ科草本も黄色くなってきていて、それにも「わぁ~♡」と歓声をあげていたのでした。

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頂上には、ちらほら人がいました。ノルウェー人は、3時退社後に(白夜を利用して)トレッキングにでかけるほど好きみたいで、大人に限らず、親子や爺孫でトレッキングしている姿をよくみかけます。ここで、おにぎりを食べて、一休みしてから下山。往路を歩ききった長女は、体力がなくなり、夫に抱っこされていました。帰りは、私が犬担当。ノルウェーの景色は、どこに行っても、国立公園か州立公園に来たみたいに美しくて、癒されます。

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はしごの階段では、犬を抱えて^^。強気な愛犬も、このときばかりは素直に抱っこされています。次のトレッキングが楽しみです。

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そうそう、
プライベートゾーンを人に見せないと強く意識するようになってきた娘。トイレに行きたくなるも、そんなのないので、幸い誰もいないし、野でする?と聞くと、「プライベートゾーンみせちゃだめだもん」と家まで我慢すると拒否。車に乗る前にも促すがダメ。仕方がないので、おむつつけとく?と聞くと、ようやっと車のなかでなら着替えるとのこと。今後、トイレなしでの野外でどうするか、対策を考えないとな~。(おすすめあったら、教えてください☆彡)

妊婦の骨盤・内臓模型の紹介

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性教育についての記事に、メールで情報を提供くださったり、感想をくださり、ありがとうございました。性犯罪は、知り合いになって手なずけて犯行に及ぶ場合のほか、先生や近所の人といった知り合いの犯行も意外と多いとのことで。。。。かといって、誰かれなく人は疑ってかかれと言い聞かせるのもちょっと違うよねと思って、どう伝えればいいのかなと考えるこの頃です。

娘はちょくちょく性教育で伝えたことを、言葉にするようになって、もっと詳しく知りたそうなそぶり(あ、もちろん、性教育のこと以外にも、あれこれやってます^^)。そんなときに、ときどき寄る雑貨屋さんで、妊婦の骨盤・内臓模型なるもの(胎児の大きさから、もう臨月かな?)が目に留まりました。何だこの偶然と思いつつ、鉄は熱いうちに打てとの友人のアドバイスがリフレインしてきたので、お手頃価格だしと、買ってみました。まだ箱に入っているうちから、娘たちは目ざとく見つけて、興味津々。

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娘にちょっと待ってねとお願いして、我が家らしくモンテッソーリ教育風に、絵カード(骨の名前、器官の名前を計13組)と、その説明文カードを作ってから、紹介することにしました。ちょうど今、娘は文字に興味をもっていて、絵カード合わせをやっているので、この方法には馴染んでいます。なので、体の器官の名前の絵カードがあってもいいかなと。器官の説明カードは、将来、娘がひらがなを読みこなすようになったときに、文化教育の一環として、一人で活動するときに使えるかなと思って、作りました。なので、漢字名と英名も入れています。今は、親のあんちょこ役です。


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娘と一緒に、模型を組み立ててから、模型と絵カード・説明文に入れた補足写真(例:骨盤の形は性差が大きいこと、精子と卵子が受精する瞬間の写真など)をみながら、ここはね~と(自分の調べて分かった範囲の事実をなるべく客観的に)伝えてみました。娘は、「そうなんだー。知らなかったー!」と言いながら、食いついて聞いてくれました。リアルな模型を気持ち悪い~などと思うのは、大人だけなのかも。その後、娘は模型を持ち上げたり、胎児を外して、子宮の中の様子をみたりして、にまにましながらしばらく触って・眺めて、遊んでいました。次女も、椅子を押して運んできて、飾ってあった模型を眺めて、にんまり見ていました。胎児の顔が、なんとも穏やかでかわいらしいのがよかったのかなぁ!?


長女は、次女の出産にも立ち会って、産まれる瞬間をみているので、説明したことをすんなり納得できたようすでした。今回、胎盤の役割を説明したので、最後に、長女が産まれたときの様子を詳しく話してみました。そして、だいぶ薄くなってきた、帝王切開の傷を見せてから、模型でどのあたりを切開したのか見てみました。「〇姉、産まれるとき、苦しかったんだね」と顔をしかめながら聞いていました。その後、長女は、帰宅した夫に、さっそく自分の産まれたときの経緯を説明していたのでした。






メモ:
絵カードの自作で、日本語フォントは、止め、はね、はらいが印字される教科書体を使っています。説明文の内容は、手持ちの図鑑やインターネットで調べて、子どもが分かりやすく、かつ正確に伝えるにはどうしたらいいかな、この画像なら分かりやすいかな、事実だけど子どもがつまらない、もしくは引いちゃうような衝撃的でない画像になっているかなと配慮してみました。特に、図(絵)は私には自作能力がないので、手に入る画像を拝借するのですが、思うようなものはなかなか見つからないものですね。準備にやたら時間がかかるし、面倒だしとも思うけど、そのおかげでアウトプット(子どもに説明するとき)には、するする説明ができる。そして、子どもの反応をみて、そうかぁ、この図は失敗だったなとフィードバックをもらい、子どもから学ぶことも多いなと感じます。どこかで探してカードを買ったら、もっと質の高い図の、完璧な情報が載った説明のものが手に入るのかもしれませんが、親も子どもと一緒に成長したいので、自分にとって、ここは頑張りどころです(笑

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