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PAによる性教育の講習会

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娘の学校の保護者会(PA)が開く、性教育の講演会(無料)に参加してきました。我が家は、当面は海外に住むことになりそうなので、日本育ちの私たち夫婦がこれで大丈夫だろうと思っても、海外では通じないかもしれないのでと思って。

演者は、SEEITというところ(イギリス)から、来られた方でした。一時間ちょいの講演で、主にティーンエイジャーを対象とした性的搾取などを防ぐためのワークショップを子ども相手にしているそうで、その内容を紹介してくれました。ここでも、家庭で親子で身を守る方法などを話し合うことが大事と強調されていました。

結果。うん、日本育ちの意識ではだめだ~(大汗)。我が家では、今すぐ実践できる内容ではなかったけど、最終的に、こんな被害を防ぐために、日々、性教育をしていくのだという具体的なイメージが持てたところがよかったです(ビデオをみたのでね)。以下は、自分のための備忘録なので、興味のある方だけどうぞ↓


以前、どこかで見たことあったこちらも上映されました(↓)
Consent (同意)を得ることの重要性を教えてくれます。:



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性のこととなると知らない英単語も多くて、ブリティッシュ・イングリッシュの聞き取りは特に苦手なので、全部は把握しきれなかったと思います。理解できたことだけ書いてます。

今回は、下の2パターンが紹介された:

1)チャットやFacebookなどのSNS、オンラインゲームなどで、親の気が付かないうちに出会い、
会話を通じて自分はスペシャルな人間だとだまし(Grooming)、
映画に行こうなどと誘われて(Contanct)、
暴力を振るわれて、性的搾取をされる。
(Noと意思表示できても、無理やりということが多いらしい。。。だからネットリテラシー大事)


2)男女の友達でパーティーを開く、
酒を飲んで、
誘われて断れずに、性的搾取をされる(Party-related rapes)。



ワークショップをするときには、
子どもたちの年齢に応じたビデオを見せて、
その内容についてみんなで議論するのだそう。

例えば、Grade 12の子たちには、上記2)party-related rapesに関するビデオを見せて、
・あの断り方(defence)は適切だった?
・あの誘い方は双方ともにフェアだった?
・彼らは、何かを見失っているよね?
・未然に阻止しようとした(当事者二人でない、第三者の)子の正義感をどう思うか?
などなどについてクラスで議論するそう。


このサイト(https://www.thinkuknow.co.uk/)で、年齢に応じて、伝えている内容が紹介されているそうです。5歳からが対象みたいだけど、低年齢の子には、上記1)のような被害にあわないように、ネットリテラシーについて説明しているビデオなんかもあった。

ここ、ノルウェーでも、毎年1000件ちょいの上記2)のパーティーによる性的搾取事件があるそうです。通報されない被害者もいるでしょうから、もっとあるのでしょうね。。。。

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今回は、ざっと紹介されただけだったので、じゃあ、具体的にどんな風に対策したらよいわけ?と不安は残りますが、今後、アンテナを張れるという意味で、有難かったです。知識はお守りってほんとですね。


追記:
友人がリツイートしてくれたnprの記事(How To Talk To Young People About The Kavanaugh Story)が参考になると思ったので、ここにリンクを貼ります。

お子さんに小さいころから性教育につながる声掛けをされている方のツイート

性教育はじめました

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二歳後半ころだったかなぁ、長女は体のしくみなどについて、より興味を示しはじめた気がします。思い出せる範囲で、娘の体への興味の変遷を絵本でたどってみます。絵本でというのは、単に長女がかなりの本好きだからです。


最初はうんち!からはじまりました。
子どもってうんちというだけで、ころころ笑ったりしますよね。当時は、「うんちはどこにいくの?」など、手を使ってめくって楽しい絵本を読んだり、中古のしまじろう本を読んだりしていました。

unnchi



「すっきりうんち」も一時期、読みたいと持ってきました。ちょうどトイレトレーニングをしている時期だったからなおさら興味があったのかな。


sukkiri



最近は、「ちきゅうがウンチだらけにならないわけ」など、地球の物質循環が視点に入った絵本なども楽しんでみています。


chikyuu




その次は、骨でした。
娘は「ぽねぽね」と言って、絵本「ほねほねたんけんたい」などの絵本をいくつか見ていました。

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三番目は、血だったかな。
転んで怪我をして血が出て来たりすることから、「ちのはなし」をときどき読んでいました。

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四番目は、体のしくみでした。
図鑑「ひとのからだ」と付録のポスターをよく眺めていました。最近は、食べたものは、胃にいって、(略)、大腸にいって~などと一緒にポスターを見ながら説明してくれたりします。(名称はうるおぼえが多い)。幼稚園では、骨、内臓、筋肉の三層になったパズルをやっている娘をみかけたりしました。

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そして、いちばん最近は、性器に興味が出てきました。
両親の体の違いなどをみたり、自分の体を見たりして、純粋に不思議に思うのでしょうね~。

ちょうどそんな折に、日本で小児愛者に小学生が殺害された事件などを見て、もう他人事とは思えず、どうしたら防犯について娘に伝えられるのだろう。お年頃になってからでよいのだろうかと答えが見つからないままいたときに、友人が「パンツの教室」のインストラクターになったことを知りました。

友人のアドバイスを頂いたり、メルマガを読むと、三歳から十歳のうちに性教育を親自身がしましょう(もっと深いところは、親子で性などタブー視されがちな話をできるような信頼関係を築いておきましょうだと解釈しています)とのこと(*わたしの解釈で書いていますので、正確に知りたい方は上記リンク先のHPをご自身でご確認くださいませ)。まだ勉強中ですが、娘が身体のことに興味があるうちがチャンスと思って、娘が興味を持ちそうな絵本をいくつか購入してみました。娘が一番気に入って、読んで~ともってくるのは、「ぼくのはなし、わたしのはなし、ふたりのはなし」の三冊セットです。この本は、メルマガを登録している方(パンツの教室の方でない)に、直接問い合わせて、おすすめしていただいた本です。

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ぼくのはなしは、どうやってお腹のなかに赤ちゃんができるのかを教えてくれます。わたしのはなしは、防犯のはなしを伝えてくれます。そして、ふたりのはなしは、愛する相手をみつけるはなしです。パンツの教室の講座を受けられたら一番よいのでしょうが、なかなか叶わないので、こういった絵本に助けを借りて、あなたは愛されて産まれてきたのよと伝えられるので、おすすめです。

これを読んで、娘は、父ちゃんから出た精子が、母ちゃんのなかの卵までよういドンで泳いでいき、自分が一番になったから産まれてきた、と理解できつつあるようです。夫は読み聞かせながら、ほら、父ちゃんがいるって大事だろ~と、男親の存在を娘にアピールしていたところが面白かったです。他にも、水着で隠れる場所はプライベートゾーンだということも、娘が少しずつ意識しはじめた気がします。

どうしたらよいか、誰に聞けばよいか、よくわからなかった疑問を解決する糸口をくれた友人に感謝します。というわけで、夫とともに、我が家の性教育がスタートしました。

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