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漂流したフィクションの話だけに心を奪われてはいけないと(笑)、著者らがテレビ番組を制作するために、ヤノマミ族と同居して取材を重ねた手記を読みました。ここの人たちは、アハフーと笑うそうで、ドキュメンタリーをみたくなりました。わたしが一番印象に残ったのは、出産した女性が、産み落とした赤ちゃんの生死を決めることをはじめとした、独特の死生観でした。わたしたちの住む社会では、(一般には)どんな命も平等で守らねばならないものとなっていると思いますが、この集落には障害児は一人もいなかったそうです。この本の出版が2008年。取材された集落は、もう文明社会に飲み込まれてしまったのだろうか、、、などと、空虚な気持ちにもなりました。人間はどんな使命を持って地球(宇宙の片隅)に生まれてきたのでしょうね。



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頭の中でぐるぐる巡り巡った結果。なぜか、(ヤノマミ族と違って)貨幣経済のなかで生きている自分はどう生きたらいいかな、と今年の抱負に立ち返ることになりました。:『今年は「10年後、自分自身はどんな人になっていたいか、どんな家族で、またどんな夫婦でいたいか、大きな(定性的な)目標を言語化してノートに書き留める」一年にしたいです』と書きました。


このときは、ノートにまとめると書いたものの、ただ漠然としていました。今回改めて、「正しい家計管理」の本を読み返すと、「この世にタダのものはありません・・・いちばん高コストなのが『時間』です。」「(持っているお金の多寡でなく)1時間を、もっとも価値をおいているもの(=どれだけ自分と家族を満足させること)につかえたか・・・がわたしたちの幸福度を左右します。(いずれもp184から引用、または要約)」という部分が心に響きました。


というわけで、10年後、5年後、1年後、半年後と目標を言語化するにあたっては、(この本を参考にしながら)これから家族会議を重ねて「目標の優先順位をつけ」て、さらに「予算を計上した」うえで、ノートにまとめていきたい、と思いなおしました。今年中に、一応の予算案を決めて、数年間、試行錯誤を続けます。そして、やっと少し慣れたころにはきっと、子どもたちが家族会議に参加できる年齢(小学生)になり、人生の予算を立てる楽しみを一緒に味わうことで、マネー教育の一環にしていきたいとも考えています。


。。。と、こんな自己満足な記録に、皆さまの貴重な時間を使わせてすみません!