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こんにちは!

夏休みが終わりの気配を
見せ始めたこの時期、

恒例となった
サーモン捕りの季節が
やって参りました。

先日、
Kenai川での
昼間のDipnettingが解禁となり、

さらに
サーモン遡上の最盛期には?
昼夜問わず捕獲ができるように
なりました。





今年は
友人家族と日程が合わず
我が家は単独で
日帰りしてきました。

午前11時ころの
満潮に合わせられるように
四時前に起きて、

おにぎりやら、
おやつやらを準備して
五時前に出発。


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今年は少し寒い夏だからか
いつもはこの時期
何も積もっていない山の谷に
雪が少し残っていて、
目に涼やかでした。


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とっくにあたりは
明るかったのですが
Kenai半島に入ったあたりで
朝日が稜線を越えて
差し込みました。

途中、
アイススケートの遠征で
宿泊したロッジが見えて
娘たちが懐かしそうに
話していました。





夫の快走もあって、
2時間半ほどで河口に到着。

駐車場代?
河口への入場料?を支払い、
砂浜へ向かいます。


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8時半には
Dipnetを始めることができました。

開始後、すぐに
夫がサーモンを捕まえました。


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(シルバーサーモンだと思われる)


脳天をスコーンとして
気絶したところに
頭を落としてしまうという、、、

普段、スーパーで
当たり前のように買っている
あれやこれも、
誰かがこの作業をしてくださっている
のですもんね。


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年々、
大人のしていることを
見てきている姉妹も、
大人が捕ったサーモンを
上手に捌くようになりました。


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美しいメスの卵巣。
これは袋に詰めて持ち帰ります。

(写真では
砂がついているのですけど、
砂浜は汚いので、
本当は砂が
内臓や身に触れないように
捌く方が衛生的です。来年の課題)


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大きなネットを川底に立てて
魚が入るのを待つので、
ときどきカレイ?も入ります。

サーモンも養殖と比べると
皮はずいぶん分厚いのですけれど、

サーモンと比べて
カレイは目がある方の皮が
ごつごつの防具みたいに硬かったです。

彼らの捕食者は
一体、どんな歯を持っているのだろう。

サーモンの頭を
えらのあたりで切り落とすと
どくどくと鼓動を打っているのが
しばしばみられます。

偶然にも、
その心臓を切らずに頭を落としたときに
すかさず二女がそれを手に取ります。

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ハウルのカルシファーを
思い出させる姿なのですが
心臓単体になっても
鼓動を続けています。

そのまま
頻度を下げつつも
ときどき収縮するのがみられました。

他にも、
頭を切り落とした身を
海水で洗うと、
泳ぎだそうとすることもあって、、、

娘たちと一緒に
死とは何か、と体感をもって
考えさせられたのでした。


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砂浜でうつろうつろ
まどろんでいる愛犬。


隣には偶然、
知り合いのご夫婦が
やってきたりなんかして
狭い世界だなあ、なんて思ったり。

満潮から1時間ちょいは
サーモンたちは
河口に入ってこないのかなあ

理由はよくわかりませんが
ぱったり取れなくなる時間帯が訪れます。

そんなときは
教会の人たちがふるまってくれる
ホットドックを頂いたり、

娘たちは
フェイスペイントをしてもらったり、
砂で防波堤のようなものを作って
遊んだりしていました。


午後2時ころかな、
河口にぷかぷかと
オッター(ラッコ)が浮かんで見えて、
あちこちでサーモンが飛び跳ね始めます。

サーモンランと呼ぶらしいのですが、
サーモンたちがどっと
河口に押し寄せてきたもよう。

すると、
ネットに空の水ボトルを浮きにつけた
人間も数人、流れてきます。

(沖の方が
サーモンをとれる確率が上がるので、
ある意味、賢い取り方なのかも)


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このタイミングで
わたしももう一度、ネットを構えました。

(一回目と違って)
満潮後なので、川から海側へ
水が引いています。

水はシルト(砂)で濁って
中は見えないので、
ネットに魚がぶつかった感触で
ネットを返して魚を捕まえるわけですが、

このネットが重いので、
ついつい胴体に寄りかからせるようにして
支えたくなります。
(なにしろ、流れが強いのでね)

だけど、
そうすると魚のぶつかった感覚が
胴長のせいで伝わりにくいし、
水に流されずに構えることに
意識がいきすぎてしまいます。

なので、
あちこちネットを構える
角度を調整すると、

水の抵抗を受けにくい角度があって
そこが見つかると
安定してネットを構えていられるので、
魚の感覚に集中することができます。

サーモンランに
当たっていたこともあって
それが分かってからは

ネットを構えればすぐに捕まる
という入れ食い状態が続き、
一気に10匹捕まえることができました。

すると、
人間て面白いですね、
アドレナリンが出まくるようで、

もっともっと!
という気持ちが
どんどん沸いてくるのですね。

でも、残念ながら
クーラーボックスも満杯に!
しかも、そんなに食べきれないかも?

というわけで、
今年は18匹で終了することに
なりました。


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長女はだいぶ身長が
大きくなってきたし、
海でネットを構えたいと言ってきました。

さすがに大きなネットは
無理そうですが、
春先に使う
フーリガンを取るときのネットなら
支えられるかも??

というわけで
来年は娘たちの胴長と手袋も
準備することになりそうです。


さて、
爆睡する二女を横目に
長女としりとりをしながら
帰宅して、

サーモンをプロセスする作業
(切り身やさしみ用の柵にして、
バキュームラップをして
冷凍庫にいれる)を
今年はガレージでやってみて、

すべて終わって時計をみると、
なんと朝四時になっていました💦

翌朝には、
(腹びれ、胸びれが硬くて
わたしにはとりのぞけない)
腹身の部分を
10パーセントの塩水に
漬けこんでから一夜干しにしました。


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写真の色加工も何もしていませんが
この艶やかなる身の色が
食欲をそそります。


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そして、いちばんの
腰の重い作業である
いくらのしょうゆ漬け作り。

卵巣の膜を取り除く作業が
なかなか根性が要る作業で、
今年は2巣だけ漬けることにしました。

(メイソンジャーの
小瓶(100mlくらい)で
3瓶分できました)

どれもこれも
一度、冷凍してから頂きます。

サーモンを
友人に差し上げたりしたものの、
ガレージの冷凍庫は
超満室となりました。

来年は、
瓶詰とか試したことのない調理法も
試してみようと思いました。

とこんなわけで
・漁業権
・駐車場代(砂浜の使用料)
・道具一式
・サーモンの加工の手間と時間
なんかを考えると、

正直、
買った方が安いという
考え方もあるのですが

子どもだけでなく、大人も
・生態系
・アラスカの文化
・命の教育
などに関する学びが得られるし

何よりも
諸々の手間や
かかる時間を加味しても楽しい!

ということで、
来年も続けていきたいです。

サーモン孵化場の方、
サーモンを育ててくれた海、
砂浜を管理してくれているすべての方々に
感謝します。

そして
海での試練を乗り越えて
河口まで無事に戻ってきた
サーモンに敬意を込めて、
大切にいただきます。

家族からは
サーモンのホイル焼き、
ノルウェーのサーモンスープなどの
リクエストを貰いました。

それでは、また!